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マラリア伝搬阻止ワクチン作用メカニズムの解析に有用な動物実験モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 11147220
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関愛媛大学

研究代表者

坪井 敬文  愛媛大学, 医学部, 助教授 (00188616)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードマラリア / 伝搬阻止ワクチン / オーキネート / DNAワクチン
研究概要

[研究の目的]申請者は、免疫機構がよく解明されているマウスを宿主とするネズミマラリア原虫(Plasmodium yoelii)を用いて、ヒトマラリア伝搬阻止ワクチンの動物モデルの作成を試みた。
[今年度の成果及び考察]
組み換え蛋白を用いた免疫実験:酵母を用いて発現させた組み換えrPys21又はrPys25をフロイントアジュバントを用いてDBA/2マウスに2回免疫し、免疫抗原に対する特異抗体価を確認した後、P.yoelii感染後Anopheles stephensiに吸血させた後オーシスト数を算定し、伝搬阻止効果の指標とした。その結果、rPys21、rPys25いずれの免疫マウスにおいても、有意な伝搬阻止能が確認され、その効果は抗体価が高いほど顕著であった。
DNAワクチンを用いた免疫実験:Pys21又はPys25のDNAワクチンを耳介内に3回免疫した。また、他のグループのマウスにはジーンガンを用いて皮内免疫を3回行った。免疫抗原に対する特異抗体価を確認した後、上記の方法で伝搬阻止効果を検討した。その結果、Pys21、Pys25いずれのDNAワクチン免疫マウスにおいても、伝搬阻止能を有する特異抗体が誘導され、その効果は抗体価が高いほど顕著であった。
以上の結果より、伝搬阻止ワクチンをいかなる免疫源、免疫方法で投与しても、特異抗体がどの程度誘導されるかが、効果の指標となることが確認された。したがって、現在まで熱帯熱マラリア伝搬阻止ワクチン開発において、効果判定方法として用いられてきたメンブレンフィーディング法は、この種のマラリアワクチンの効果判定法として有用であると考えられた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 坪井敬文: "マラリア伝搬阻止ワクチンの開発"愛媛医学. 18(3). 353-357 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Takafumi Tsuboi: "Sequence polymorphism in two novel plasmodium vivax ookinete surface proteins, Pvs25 and Pvs28, that are malaria transmission blocking vaccine candidates"Molecular Medicine. vol.4. 772-782 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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