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マラリア感染に伴う免疫病態異常の解析とその制御法の検討

研究課題

研究課題/領域番号 11147221
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関愛媛大学

研究代表者

浅野 喜博  愛媛大学, 医学部, 教授 (70114353)

研究分担者 角田 恒輔  愛媛大学, 医学部, 助手 (20281454)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードIL-12p40遺伝子 / innate immunity / IRF-1遺伝子 / マラリア / 遺伝子発現抑制
研究概要

どの様な機序でマラリア感染に引き続いてIL-12p40遺伝子の発現が抑制されるのかを解析した。一般にIL-10やPGE2がサイトカインの遺伝子発現を抑制していると報告されているが、マラリア感染におけるIL-12p40遺伝子の発現抑制にはこれらの因子が関与しているとする結果が得られなかった。NF-κBの活性化やIRF-1遺伝子の発現は正常に認められること、IL-12p40遺伝子と同じような発現調節を受けている他の遺伝子が抑制を受けないことから、この現象がIL-12p40遺伝子発現調節部位における特異的なものである可能性が考えられる。また、麻疹ウイルス感染時に転写レベルでのIL-12p40遺伝子の発現抑制が認められており、マラリア感染での抑制も同様の機序によると考えられる。今後その機序を明らかにしたい。さらに、RDA法とsignal sequence trap法を組み合わせることにより、異なる感染源によりinnate immunity系に誘導され活性化されている遺伝子に違いがあるか解析中である。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (5件)

  • [文献書誌] Tan,R.S-P.: "Altered immune response of interferon regulatory factor-1 deficient (IRF-1-/-)mice against Plasmodium berghei blood stage malaria infection"Infect.Immunity. 67. 2277-2283 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 浅野喜博: "IRF-1と感染制御"感染・炎症・免疫. 29. 162-169 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Feng,C: "An alternate pathway for type1 T cell differentiation"Int.Immunol.. 11. 1185-1194 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 浅野喜博: "自然免疫系と獲得免疫系の接点"愛媛医学. 18. 507-515 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Watanabe,T.: "Lipid A directly inhibits IL-4 production by murine Th2 cells but does not inhibit IFN-γ production by Th1 cells"Eur.J.Immunol.. 29. 413-418 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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