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NK1.1^+T細胞及びCD8^+Th1誘導T細胞による免疫病の制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 11148203
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関千葉大学

研究代表者

荒瀬 尚  千葉大学, 大学院・医学研究科, 助手 (10261900)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
キーワードCD3ζ鎖 / FcγRIII / NK細胞 / NKT細胞 / NK1.1 / diphthelia toxin / マウス
研究概要

NKT細胞やNK細胞は、腫瘍細胞等に対して細胞障害性を持っているばかりでなく、様々な刺激に対して多量のIL-4やIFN-γを産生し、免疫応答の制御細胞として重要な機能を担っていると考えられる。そこで、本研究では、これらのT細胞やNK細胞の活性化機構について研究した。
1.NK細胞はCD3ζ鎖を発現しているが、その機能は不明で得あった。そこで、CD3ζ鎖欠損マウスよりNK細胞を採取し、解析するとFcγRIIIの発現および機能が正常マウスと比べて顕著に高いことが明らかになった。そこで、正常マウスとCD3ζ鎖欠損マウスのNK細胞におけるFcγRIIIの細胞表面でのturnoverを解析すると、CD3ζ鎖欠損マウスのNK細胞では低下していることを明らかにした。これらのことから、CD3ζ鎖はNK細胞においてFcγRIIIの発現に対して、ユニークな制御機構を持っていることが明らかにした。
2.NK細胞やNKT細胞の生体内における機能を明らかにするために、NK細胞欠損マウスの作成を試みた。遺伝子工学的手法を用いて、NK細胞に特異的な細胞表面マーカーであるNK1.1分子の遺伝子をdiphthelia toxin遺伝子と置き換え、NK細胞ではtoxin遺伝子が発現するマウスを作成した。これらのマウスにおいては、NK細胞は欠落し、NK活性も低下していた。これらのことから、diphthelia toxin遺伝子を用いたこの方法は特定の細胞の機能を明らかにする上で非常に有用であることが判明した。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Arase,K.: "Ablation of a specific cell population by the replacement of a uniquely expressed gene with a toxin gene"Proc.Natl.Acad.Sci.. 96. 9264-9268 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Park,S.Y.: "Resistance of Fc receptor-deficient mice to fatal glomerulonephritis"J.Clin.Inv.. 102. 1229-1238 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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