研究課題/領域番号 |
11149202
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 群馬大学 |
研究代表者 |
井ノ上 逸朗 群馬大学, 生体調節研究所, 助教授 (00192500)
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研究分担者 |
武田 純 群馬大学, 生体調節研究所, 教授 (40270855)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 糖尿病 / 患者・対照関連解析 / EST / 膵β細胞 |
研究概要 |
この2_3年で、さまざまなCommon Diseaseの責任遺伝子座が相次いでマッピングされてきている。しかしながら責任遺伝子同定まではまだまだ遠い道のりである。実際にこれまでの疾患遺伝子座からのポジショナルクローニングの成功例は報告されていない。おそらく遺伝要因の弱さがすべての解析段階で邪魔をしているのであろう。本研究では罹患同胞対連鎖解析によりマッピングされた染色体領域(20センチモルガン)からの遺伝子座の限局化法(数センチモルガン)を独自に開発し、Common Diseaseの感受性遺伝子への直接的なアプローチの手立てとする。限局化の目的にSNPを組合わせたハプロタイプ解析による連鎖不均衡マッピングが期待されている。しかしながらSNPが発展途上であるので、現時点でSNPをもちいたマッピング法には限界がある。今回、ゲノムの塩基配列情報からマイクロサテライトを同定し、マイクロサテライトによる患者・対照関連解析をおこない、疾患遺伝子へのアプローチを試みた。この方法はゲノム配列情報があれば、候補遺伝子に頼らず系統的にマッピングできる方法である。さらにはSNPとの組み合わせでさらに確実かつ詳細なマッピングが可能になり、原因遺伝子の同定、ポジショナルクローニングも現実のものとなるであろう。ゲノム情報が蓄積されるに伴い加速度的に解析速度が増し、今後の疾患遺伝子解析法の主流となる可能性が期待される。 本研究では糖尿病について、候補遺伝子でのSNP解析による遺伝子座のマッピングをおこなった。
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