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光合成機能統御におけるカルシウムシグナルの発生と伝達の分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 11151207
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京学芸大学

研究代表者

飯田 秀利  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70124435)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワード光合成 / カルシウム / イロイヌナズナ / 出芽酵母 / 伸展活性化Ca^<2+>透過チャネル / 膜タンパク質 / イオンチャネル / シグナル伝達
研究概要

本研究の目的は、光合成機能発現におけるカルシウムシグナル発生の分子機構を明らかにする研究の一環として、出芽酵母(Saccharomyces cerevisiae)のCa^<2+>流入欠損株(mid1変異株)の致死性を相補する高等植物のcDNAを単離し、その機能を解析することである。昨年度はそのcDNAを単離することに成功したので、本年度はそのcDNA(ATU2と命名)の性質を調べ、次のような成果を得た。また、出芽酵母のMIDI遺伝子産物は伸展活性化Ca^<2+>透過チャネルであることを発見した(Kanzaki et al., Science285:882-886,1999)。なお、伸展活性化Ca^<2+>透過チャネルの遺伝子の発見は世界で初めてのことである。
1.ATU2 cDNAは421アミノ酸残基のタンパク質をコードしており、Atu2タンパク質はMid1タンパク質と34%の相同性を有していた。
2.ATU2 cDNAは酵母細胞内で発現させるとCa^<2+>の取込みを著しく増大させた。このことは、Atu2タンパク質が確かにCa^<2+>流入に関与することを示している。
3.シロイヌナズナの各器官からmRNAを調製しノーザン解析を行った結果、ATU2は花、花茎、葉、根で発現していることが明かとなった。したがって、ATU2は間違いなく植物体で発現しているので、今後これらの器官における役割を明らかにする。
4.そのために、ATU2欠損株の樹立、およびアンチセンスRNA発現トランスジェニック植物の作製を行った。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Kanzaki, M.: "Molecular Identification of a eukaryotic, stretch-activated Nonselective Cation Channels"Science. 285. 882-886 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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