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光応答性遺伝子群の転写制御ネットワークに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 11151221
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

平塚 和之  奈良先端科学技術大学院大学, バイオサイエンス研究科, 助教授 (30202279)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
キーワードシロイヌナズナ / DNA結合タンパク質 / 転写制御
研究概要

「研究経過」
1.GTR-1およびGTR-2と命名した新規GTボックス結合タンパク質の完全長cDNAを単離、各クローンの発現パターンの解析を行った。
2.GTR-1とGTR-2の大腸菌組換えタンパク質あるいは in vitroの翻訳産物を用いたゲルシフトアッセイによるDNA結合特異性の解析、GFP融合タンパク質を用いた核移行活性の解析を行った。
3.遺伝子銃を用いた一過性発現による遺伝子発現解析系について検討し、それを用いてGTR-1、GTR-2およびGT-1の転写制御因子としての性状解析を試みた。
4.新規なtrihelix型のGTボックス結合タンパク質を探索し、シロイヌナズナから新たに2種類を見いだした。
「結果・考察」
1.ゲノムDNA配列情報と、5'RACE法および3'RACE法により、シロイヌナズナcDNAからGTR-1GTR-2の完全長のcDNAを単離した。両タンパク質ともGT-2などの2カ所のtrihelix領域をもつタイプのGTボックス結合タンパク質とは異なりDNA結合領域は1カ所で、GTR-1の予想されるアミノ酸配列はGT-1と高い相同性を示した。特にtrihelix領域の相同性が高いことから、GT-1と類似したDNA配列を認識結合する可能性が示唆された。一方、GTR-2はアミノ酸配列の相同性がGT-1、GT-2のどちらもそれほど高い相同性は示さず、1ヶ所のtrihelix領域をもつ新たなGTボックス結合タンパク質のサブグループを形成するものと考えられた。
2.シロイヌナズナのデータベースから検索した2種類の塩基配列情報にもとづき、2種類のGT-1に類似するDNA結合ドメインを持つタンパク質をコードするcDNAをクローン化し、それぞれGTR1、GTR2と命名した。組織特異性をGT-1と比較するためにRT-PCR法を用いて調べたところ、GTR1とGTR2は調査した全ての組織から検出されたが、それぞれ花芽と花でmRNAの蓄積が多かった。GT-1は花器官でのmRNAの発現が低いことが明らかとなった。
3.GTR2については組換えタンパク質を用いてDNA結合活性について検討し、エンドウRBCS-3AプロモーターのBoxIIおよびBoxIII、タバコPrlaプロモーター等を用いたゲルシフトアッセイで、GT-1と異なる結合特異性を示すことを明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Marechel,M et al: "Modulation of GT-1 DNA-binding activity Calcium dependent phosphoylation"Plant Molecular Biology. 40. 373-386 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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