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左右非対称性決定機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11152233
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東京女子医科大学

研究代表者

横山 尚彦  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (70191525)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード内臓逆位 / ヒト / 遺伝子 / inv / 変異
研究概要

inv内臓逆位マウスは挿入変異により生じたと考えられ、我々外来遺伝子挿入部を解析することによって、その部に位置する遺伝子をクローニングし、さらにそれが原因遺伝子であることを証明した。本研究においては、ヒトのinv遺伝子をクローニングし、ヒト内臓逆位患者についてその変異を検索した。
ヒトinv遺伝子ホモローグのクローニングのため、マウスinv遺伝子のC末よりをプローブとして用い、ヒト胎児脳cDNAライブラリーをスクリーニングした。1次スクリーニングにおいては2個の陽性クローンが得られたものの、最終的には1個のクローンのみが得られ、H2Cと命名した。このクローンを基にさらにcDNAライブラリーをスクリーニングし、全長のアミノ酸をコードするクローンを得た。ヒトinv遺伝子はマウスの遺伝子と非常に類似しており、全体で77%のホモロジーを有し、特にアンキリン・リピートの部分は95%のホモロジーを有した。また、C末にはマウスinv遺伝子と同様にbipartite nuclear localization signalsを有していた。ただ、マウスが2カ所であるのに対してヒトでは3カ所のシグナルが存在した。マウスのエクソン・イントロン境界を参考にしてPCRを行い、エクソン・イントロン境界を決定した。ヒトのinv遺伝子はマウスの遺伝子と同様に17個のエクソンよりなると考えられた。
BACクローンを用いて、ヒト染色体上のマッピングを行った。ヒトinv遺伝子は9q22.3-q31.1にマップされた。inv遺伝子の変異がヒト内臓逆位の患者の原因である可能性を探るため、ヒト内臓逆患者の血液よりDNAを抽出し、コーディング領域の各エクソンをPCRにて増幅し、塩基配列を決定した。一例においてアミノ酸の変化を伴う変異を発見した。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 横山尚彦: "心臓の形態形成遺伝とその異常"現代医療. 32.8(発表予定). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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