研究課題/領域番号 |
11153211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
藤田 潤 京都大学, 医学研究科, 教授 (50173430)
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研究分担者 |
城戸 常雄 京都大学, 医学研究科, 助手 (30301237)
伊藤 克彦 京都大学, 医学研究科, 講師 (90281097)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | シャペロン / 熱ショック蛋白質 / HSP110 / ノックアウトマウス / 精子形成 |
研究概要 |
マウスでは、HSP110ファミリーはAPG-1、APG-2、HSP110/105の3種からなる。これら分子シャペロンの生体内における機能は不明である。そこでAPG-1遺伝子ノックアウトマウスにおける異常、特に生殖機能、神経機能、ストレス応答を解析する。また、APG-2に対する抗体がin vitroでマウス卵の受精を阻害することを見出したので、卵又は精子でAPG-2に結合し受精に必須であるシャペロン基質を同定する。さらにAPG-2遺伝子をノックアウトしたマウスを作製し機能を明らかにすることを目的とした。その結果 1.マウスAPG-2に結合する蛋白のcDNAを精巣から酵母2ハイブリッド法によりクローニングした。10種がマウス細胞中でも結合することがわかり、解析中である。 2.ヒトでもマウス同様に、HSP110ファミリーがAPG-1、APG-2、HSP110/105の3種からなることを明らかにした。 3.APG-1遺伝子ノックアウトマウスは表現型に異常がなく、生殖機能、脱水ストレス応答も正常であった。APG-1同様に精子形成細胞で発現していて、その遺伝子欠損によって表現型の異常が出なかったHsc70tノックアウトマウスを入手して両方の遺伝子欠損による影響を見る予定である。 4.APG-2ノックアウトマウスは作成中である。
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