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真核細胞におけるシャペロン関連分子種の多様化と進化

研究課題

研究課題/領域番号 11153228
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関統計数理研究所

研究代表者

長谷川 政美  統計数理研究所, 予測制御研究系, 教授 (60011657)

研究分担者 矢野 隆昭  昭和大学, 教養部, 教授 (70081792)
橋本 哲男  統計数理研究所, 調査実験解析研究系, 助教授 (50208451)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード真核細胞 / シャペロン / ミトコンドリアをもたない真核生物 / 微胞子虫類 / Entamoeba / Trichomonas / 分子系統樹 / アライメント
研究概要

真核生物の進化の比較的早い時期に分岐したと考えられる原生生物について、hsp70,cpn60,hsp90などの遺伝子解析を行なうとともに、これらを含むシャペロン関連分子種の分子進化学的解析を網羅的に実施し、真核生物内でのシャペロン関連分子種の進化的変化についての総合的な知見を得ることを目的として研究を進めてきた。
本年度は、ミトコンドリアをもたない原生生物で微胞子虫に属するGlugea plecoglossiおよびentamoebidaeに属するEntamoeba histolyticaについて、ミトコンドリア型hsp70の遺伝子解析を、同じくミトコンドリアをもたない原生生物Trichomonas vaginalisについて、hsp90の遺伝子解析を行った。一方これらのオリジナルデータを含む全てのシャペロン関連分子種のアライメント解析・分子系統樹解析を最新のデータセットに基づいて実施した。その結果、以下に示すような新たな知見を得た。
1)ミトコンドリアをもたない4つの原生生物の分類群のいずれもがミトコンドリア型シャペロン関連遺伝子を有しており、これらがミトコンドリアを2次的に失ったときとの可能性が示唆される。
2)同様の結果が、同じくミトコンドリア由来の遺伝子であるヴァリンtRNA合成酵素の解析からも支持される。
3)Tcp-1の解析から、各サブユニットの遺伝子が、真核生物の進化の比較的早い時期に遺伝子重複によって生じたものだとの可能性が示唆される。
4)Clpの解析から、Apicomplexa門に属する生物が保持するオルガネラapicoplastが色素体起源である可能性が示唆され、他のシャペロン以外の遺伝子に基づく解析結果を支持する。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hasegawa,M. and Hashimoto,T.: "Phylogenetic position of amitochondriate protists in the evolution of eukaryotes"Biol.Bull.. Vol.196. 389-392 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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