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NF-E2関連因子群によるクロマチン構造の制御と造血細胞分化における転写制御機構

研究課題

研究課題/領域番号 11154201
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関東北大学

研究代表者

小林 聡  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (50292214)

研究分担者 五十嵐 和彦  広島大学, 医学部, 教授 (00250738)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワード造血細胞分化 / 転写因子 / 遺伝子発現 / クロマチン構造 / 細胞内局在 / 分子進化
研究概要

我々が単離したNF-E2関連因子Nrt3,Bach1,Bach2は、発現様式と機能的類似性から、NF-E2と同様に造血細胞分化過程おいて重要な機能を担う転写因子であると予想される。またNF-E2結合配列はβグロビン遺伝子やIgH遺伝子などのLCR(Locus control region)中に存在していることから、NF-E2関連因子がLCRの特徴の一つであるクロマチン構造の制御をもたらしているとも考えられる。そこで本研究ではこれら因子から造血細胞分化とクロマチン構造制御機構の解明を目指し、以下の3点を明らかにした。
(1)新たなNF-E2関連因子Nrf3を単離し、分子進化上一つの共通祖先遺伝子からchromosome duplicationなどにより4つの関連因子に派生した可能性を明らかにした。
(2)Bach2の細胞内局在は、核移行と核外排出機構により拮抗的に制御され、最終的に細胞質に局在していること、そして酸化ストレスにより核に集積することを明らかにした。
(3)Bach2のBTBドメインに結合する因子MAZR(MAZ-related factor)を単離し、造血発生過程においてBach因子と協調的に構造転写因子として機能している可能性を明らかにした。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Kobayashi,A.: "A combinatorial code for gene expression generated by transcription factor Bach2 and MAZR(MAZ-related factor)through the BTB/POZ domain"Mol.Cell.Biol.. 20. 1733-1746 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Denver,R.J.: "Basic transcription element-binding protein(BTEB)is a thyroid hormone-regulated gene in the developing central nervous system. Evidence for a role in neurite outgrowth"J.Biol.Chem.. 274. 23128-23134 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Kobayashi,A.: "Molecular cloning and functional characterization of a new CNC family transcription factor Nrf3"J.Biol.Chem.. 274. 6443-6452 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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