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マウスポリコーム相同遺伝子群の機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 11154224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関早稲田大学

研究代表者

東中川 徹  早稲田大学, 教育学部, 教授 (70131935)

研究分担者 山崎 剣  早稲田大学, 教育学部, 助手 (30298129)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
キーワード遺伝子 / ノックアウトマウス / ディフェレンシャル・ディスプレイ法 / リン酸化 / M33
研究概要

1.M33ノックアウトマウスを用いたM33遺伝子の機能解析
M33遺伝子の下流で機能する遺伝子ネットエアークを明らかにするために、M33ノックアウトマウスおよび正常マウスの13.5日胚よりそれぞれRNAを抽出しmRNAディフェレンシャル・ディスプレイ法により発現の変化の顕著なRNA種を検出することを試みた。同様の比較を新生マウスの各組織、およびノックアウトマウスより樹立した細胞株についても行った。本実験に先立って方法の信頼性を評価する実験を行い、雌のみに発現が限局されているXistの検出に成功した。約300プライマー対について比較を行った結果、4種のバンドに差を認めた。これらのバンドからcDNAをクローン化し、ドット・プロット法により真に差のあるクローンを選別し、そのいくつかについて塩基配列の決定を行い、データベースと比較した。すべて未知遺伝子であった。今後、これらの完全長cDNAをクローン化し解析を進める。
2.Pc-Gタンパク質複合体の機能解析
Pc-Gタンパク質複合体を構成するM33タンパク質について興味ある知見を得た。成体マウス肝ではM33タンパク質は他の組織、およびF9細胞のそれより早い移動度を示し、かつその大部分が細胞組織に局在することを見出した。核に微量存在し、かつ移動度の遅いM33をアルカリフォスファターゼ処理すると、細胞質のそれと同じ移動度の早い分子種に変化した。細胞増殖との関連を明らかにするため、肝再生下でのM33の移動度の変化を見たところDNAの合成に呼応してM33の移動度の低下が認められた。肝再生が完了すると再び移動度の早い分子種が出現した。これらの結果は、M33タンパク質が細胞の静止期では低リン酸化状態にありかつ細胞質に局在するが、細胞増殖期に入るとリン酸化を受け、かつ細胞核に移動し複合体を形成し機能することを示唆する。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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