研究課題/領域番号 |
11156212
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
三木 正雄 福井大学, 工学部, 教授 (30242580)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 蛍光エネルギー移動 / 分子モーター / ミオシン / アクチン |
研究概要 |
本プロジェクトはモータータンパク質であるミオシンが、ATPを加水分解してその化学エネルギーをアクチンと相互作用してどのように力学エネルギーに変換するかを明らかにする為、蛍光エネルギー移動測定によってミオシン上の特異的な2つの部位間の距離を測定し、それがミオシンの生理機能に対応してどのように距離を変化させるかを調べることによって、構造的な情報を得ることであったが、現在のところは大きな変化をする特異的な部位間はみいだせていない。この研究は継続中である。一方、蛍光エネルギー移動測定によって、ATPを加水分解して力を発生する時のアクチンとミオシンとの相互作用の構造に基づいた情報を得る為、ミオシンS1の50KDaのlower domainにあり、又アクチン結合部位近くであるLys-533または、20KDaにあるSH1(Cysteine-707)に、それぞれ蛍光色素を結合させたミオシンS1を調製した。更にアクチンのGln-41やLys-61あるいは、Cys-374にそれぞれ蛍光色素を結合させた。これらミオシンS1とアクチンのそれぞれの色素間の距離を、定常励起光による蛍光エネルギー移動測定によって測定した。一方今年度に新たに導入したストップトフロー吸光蛍光分光計によって、まずアクチンとミオシン複合体がATP添加により解離していくキネテックスを吸光度の変化より追跡した。今後は、上記蛍光色素をラベルしたミオシンとアクチンを使って、それらの間のエネルギー移動測定をミリ秒時間分割測定することにより、それらの多くの部位間の距離測定から多面的に調べることによって、ミオシンモ一夕ーのアクチン上での動きを明らかにしていきたい。
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