• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

発生工学を用いた神経細胞壊死の機構解析

研究課題

研究課題/領域番号 11157210
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関新潟大学

研究代表者

崎村 建司  新潟大学, 脳研究所, 教授 (40162325)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード神経細胞壊死 / 一過性脳虚血 / NMDA受容体チャネル / DRPLA / 歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症
研究概要

神経細胞壊死の機構解明を目的として、2つのテーマで研究を進めてきた。第一に、一過性の脳虚血負荷後の遅発性神経細胞壊死に、NMDA受容体チャネルがどのように関与しているかを検討した。一過性の虚血モデルとして、眼圧上昇による虚血と再灌流系を用いた。NMDA受容体チャネルサブユニットε1-4各々を失失したマウスで、眼圧上昇による一過性虚血負荷により神経細胞壊死がどのように起こるかを経時的な組織学的検索により検討した。その結果、ほぼ全ての視神経細胞及びアマクリン細胞が遅発性に壊死する60分の虚血負荷でも、ε1サブユニットノックアウトマウスでは、神経細胞の壊死がほとんど起こらないことが明らかになった。また、ε2サブユニットをヘテロに欠失している個体では、軽度の細胞壊死阻止効果が認められた。以上のことから、これらの神経細胞壊死の過程にNMDA受容体チャネルε1、ε2サブユニットを介する過程が存在することが示唆された。また、脊髄根動脈の胸椎レベルでの一過性虚血を誘発するモデルを開発している。一方、ヒト疾患モデル動物を作成するために、歯状核赤核・淡蒼球ルイ体萎縮症の原因遺伝子であるDRPLA遺伝子のマウスカウンターパートを得てその構造を解析した。現在ヒト変異DRPLAcDNAをノックインしたターゲティングベクターを作製している。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Minami, T.: "Involvement of primary afferent C-fibres in touch-evoked pain (allodynia) induced by prostaglandin E2"Eur. J. Neurosci.. 11(6). 1849-1856 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Hashimoto, K.: "Impairment of AMPA receptor function in cerebellar granule cells of ataxic mutant mouse stargazer"J. Neurosci.. 19(14). 6027-6036 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 日本遺伝子治療学会 編: "遺伝子治療開発研究ハンドブック"株式会社 エヌ.ティー.エス. 1061 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 久野宗 監修: "細胞工学 別冊 「脳を知る」"株式会社 秀潤社. 205 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi