研究課題/領域番号 |
11157211
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
内田 浩二 名古屋大学, 大学院・生命農学研究科, 助教授 (40203533)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | 神経変性疾患 / 酸化ストレス / 脂質過酸化反応 / アルデヒド |
研究概要 |
脂質由来の揮発性アルデヒドであり、遺伝毒性および変異原性などの生理活性が明らかにされているアクロレインについてタンパク質との反応を生理的条件下にて行い、アミノ酸分析装置(現有設備)などを用い修飾アミノ酸の特定を試みた。その結果、アクロレインとリジン誘導体との反応により生成される付加体について600MHz核磁気共鳴装置(NMR)および高速液体クロマトグラフィー-質量分析装置(LC-MS)などを用いた化学構造解析を行い、新規付加体としてFDP-lysineを同定した。さらに、FDP-lysineの化学構造解析をうけ、ポストラベル法などによる微量検出法について検討した結果、アミノ酸分析による蛋白質酸加水分解系における高感度検出を可能にした。一方、キャリアタンパク質としてkeyhole limpet hemocyaninを用い、構造の明らかになったFDP-lysineとのconjugateを作製し、付加体をハプテンとした抗ハプテンモノクローナル抗体の作製を行った。ハプテン-タンパク質結合体を免疫原としてマウスに免疫し、定法通りミエローマ細胞とマウス脾細胞の細胞融合からハイブリドーマを作製し、モノクローナル抗体産生細胞株を樹立し、モノクローナル抗体5F6を得た。本モノクローナル抗体を用いた免疫組織染色により、少なくともアルツハイマー病患者脳組織におけるFDP-lysineの存在が確認された。
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