研究課題/領域番号 |
11157221
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
小林 和人 福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90211903)
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研究分担者 |
松下 夏樹 福島県立医科大学, 医学部, 講師 (40271556)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | green fluorescence protein / チロシン水酸化酵素 / ドーパミンニューロン / 神経栄養因子 / 神経細胞死 / トランスジェニックマウス |
研究概要 |
パーキンソン病で変性・脱落することで知られる中脳ドーパミン神経を対象に、クラゲ由来の生体蛍光タンパク質であるgreen fluorescence protein(GFP)を用いて、本ニューロンの生存あるいは神経細胞死を検出する新しいシステムの確立を試みた。ドーパミン合成の律速酵素であるチロシン水酸化酵素(TH)の遺伝子プロモーターの組織特異的な遺伝子発現の活性を利用し、中脳ドーパミンニューロンにおいてGFPを発現するトランスジェニックマウス系統(32系統)を作製した。これらのうち2系統に、中脳ドーパミンニューロンにおけるGFPの発現が検出された。GFPによる神経細胞の生存をモニターするモデル実験として、TH-GFPトランスジェニックマウスの中脳基板より初代培養細胞を調製し、培養下での神経細胞の生存がグリア細胞株由来神経栄養因子(GDNF)によって促進される過程をGFPの蛍光を利用して解析した。GDNFの存在によって、GFP陽性細胞の生存率は、培養後4日で2.5倍に、培養後7日で4倍に増加した。以上の結果から、TH-GFPマウスを用いて、特定神経細胞の生存をリアルタイムで検出できることが示された。本検出システムは、神経細胞の生存に関係する種々の因子の解析のために、今後有効な実験系を提供する。
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