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動脈硬化初期血管障害におけるSRECの生理的意義の解明

研究課題

研究課題/領域番号 11158223
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関理化学研究所

研究代表者

安達 栄樹  理化学研究所, 細胞生化学研究室, 先任研究員 (60291051)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワードSREC / 転写因子 / ノックアウトマウス
研究概要

SRECの構造遺伝子の塩基配列を決定しエクソン、イントロンの関係を明らかにした。新たなcDNAのクローン化によりオルタナティブスプライシングにより少なくとも五種類のSRECmRNAが存在することを明らかにした。そのうち二種類は可溶性のSRECをコードしており生理的なリガンドに結合することによりその生理機能を調節している可能性が示唆された。
数種のモノクローナル抗体を作製しヒト正常組織における分布を検討した。その結果意外なことにSRECは大脳の毛細血管内皮細胞での発現量が多いことが明らかになった。またモノクローナル抗体の一つはリガンドであるアセチルLDLとSRECの結合を阻害する活性を持つことが明らかとなり、血管内皮細胞におけるSRECの役割を検討する上で重要なツールとなりうることを明らかにした。
SRECの発現調節機構を検討するためSRECの転写開始点上流のプロモーター活性を検討し発現調節に重要な塩基配列を推定した。フットプリンティングとEMSAにより発現調節に重要な転写因子結合部位を推定しOne-Hybrid法により新規転写因子EZF-1cDNAをクローン化した。この転写因子はSRECのプロモーター活性を抑制することを明らかにした。さらに血管内皮細胞特異的な発現を担う転写因子に関する検討を行っている。
ノックアウトマウス作製のためマウスSRECcDNA及び構造遺伝子を単離し塩基配列を決定した。ターゲッテイングベクターに組み込んだ後、常法によりES細胞に導入し組み換え体を得た。キメラマウスを作製し、SRECノックアウトマウスを樹立した。ホモ、ヘテロ接合体とも外見上変化はなかった。現在詳細な解析を行っている。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 安達栄樹,辻本雅文: "血管内皮細胞に発現している新しいスカベンジャー受容体、SRECの構造と機能"蛋白質核酸酵素. 44. 352-356 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 安達栄樹,新井洋由,辻本雅文: "酸化LDL受容体SRECとそのシグナル伝達"細胞工学. 18. 195-201 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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