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ケモカインSDF-1/PBSFとその受容体CXCR4の血管形成における役割

研究課題

研究課題/領域番号 11158225
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
研究機関大阪府立母子保健総合医療センター研究所

研究代表者

長澤 丘司  大阪府立母子保健総合医療センター研究所, 免疫部門, 研究員 (80281690)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1999年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードケモカイン / 胃腸管 / 血管形成 / 臓器血管 / Bリンパ球 / 造血
研究概要

我々は、これまでケモカインファミリーの1つSDF-1/PBSFとその受容体CXCR4を同定し、これらの分子が、胎児の生存、胎生期のBリンパ球の生成、骨髄での骨髄球系造血、心室中隔形成に加えて、胃腸管を栄養する大型の血管の形成に必須であることを発見した。SDF-1/PBSFは走化性因子のファミリーに属し、作用に臓器特異性があるなど、これまで血管形成に必須であることが知られているいくつかの受容体チロシンキナーゼを用いるサイトカインシステムと異なる特徴を持つ。我々は、SDF-1/PBSF、CXCR4の血管形成における作用機構を明らかにするため、SDF-1/PBSFまたは、その受容体CXCR4を過剰に、異所的に発現させたときの血管形成の解析を試みた。これによって、SDF-1/PBSFの作用の臓器特異性がリガンド、受容体いずれかの発現によるか否かも検討できる。血管内皮特異的に発現すると報告されているTie-2プロモーターを用いてSDF-1/PBSFまたは、CXCR4が胎生期および成体の血管内皮細胞特異的に発現するように設計されたベクターを構築し、マウス受精卵に注入した。トランスジーンの挿入が認められるトランスジェニックマウスが得られたので、現在その外来遺伝子の発現、表現型を解析している。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Kawabata, K., Ujikawa, M., Egawa, T., Kawamoto, H., Tachibana, K., Iizasa, H., Katsura, Y., Kishimoto, T., Nagasawa, T.: "A cell-autonomous requirement for CXCR4 in long-term lymphoid and myeloid reconstitution"Proc. Natl. Acad. Sci., USA. 96. 5663-5667 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] Nagasawa, T., Tachibana, K., Kawabata, K.: "A CXC chemokine SDF-1/PBSF : A ligand for a HIV coreceptor, CXCR4"Adv. Immunol.. 71. 211-228 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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