研究課題/領域番号 |
11160215
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 北陸先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
楯 真一 北陸先端科学技術大学院大学, 新素材センター, 助教授 (20216998)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | HMG蛋白質 / NMR / 安定同位体標識 / DNA構造 |
研究概要 |
1.HMG2蛋白質C末端DNA結合ドメイン(B-ドメイン)の精密立体構造解析:NOEと2面角情報に基づく立体構造解析に加えて、磁場配向により誘導された残余双極子効果とバイセルにより誘導された残余双極子効果を取り入れることにより、精密な立体構造を得た。構造解析の結果、HMG2Bドメインを構成する第2、第3ヘリックスの形成する角度がHMG1の対応するドメインと有意に異なり、この違いが両蛋白質のDNAに対する親和性の違いおよび機能上の役割の違いを説明しえるものと示唆された。 2.エンハンスソーム形成因子HMG-Iの高次構造解析を目的としたサンプル調製: HMG-Iのもつ3つのDNA結合ドメインのうちN末端の2つのDNA結合ドメインとC末端側2つの結合ドメインは、それぞれ異なるエンハンサーDNA領域に結合する。本年度は、それぞれ2つのDNA結合ドメインを持つHMG-Iフラグメントの大腸菌による大量発現系の構築と、その精製法の確立を行った。いずれのDNA結合フラグメントも1literの最小培地から約10mg程度のサンプルを高純度に得ることができる。 3.HMG-I結合配列を含むDNAフラグメントの作成: HMG-IのそれぞれのDNA結合フラグメントは、異なる23bp程度のDNA領域に結合する。これまでに、23bpのエンハンサーDNA領域に相当するPRDII-NRDIの合成を行い、^<15>N標識したHMG-IのC末端側DNA結合フラグメントとの相互作用をNMRにより確認した。
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