• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

転写コアクチベーターMBFによる転写活性化機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 11160220
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関国立遺伝学研究所

研究代表者

上田 均  国立遺伝学研究所, 個体遺伝研究系, 助手 (60201349)

研究分担者 広瀬 進  国立遺伝研究所, 個体遺伝研究系, 教授 (90022730)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード転写コアクチベーター / TBP / TFIIA / 転写制御 / タンパク質間相互作用
研究概要

GCN4と相互作用するMBF1の領域を決定するため、GCN4のMBF1との相互作用能が低下した変異株R245AあるいはR245QをサプレスするMBF1変異株を酵母の遺伝学的手法を用い1個のサプレッサー変異株を得た。また、MBF1と相互作用するTBPの領域を決めるため、GCN4機能特異的に転写活性能が低下するTBPの変異株をスクリーニングし、11個のTBP変異株を得て解析を進めている。
MBF1と相互作用するショウジョウバエ因子を新たに検索するため、Flagタグを付けたMBF1をショウジョウバエで発現できるトランスジェニックフライを作成した。このトランスジェニックフライ系統の胚核抽出液を調整し、Flag抗体レジンを用いFlag-MBF1に結合する因子を精製し、アミノ酸配列を決定した。この配列をもとに、データベースを検索したところ、この因子はAPTというbZip蛋白であった。APT全長およびbZip領域を用いたin vitro結合アッセイで、MBF1との結合が確認された。また、MBF1変異株は、APT変異株での気管系形成異常をエンハンスすることが明らかになり、ATPの作用にMBF1が関与することが示唆された。
MBF2と弱いホモロジーを有する因子をカイコから2個、ショウジョウバエから2個見いだした。これらは、いずれもエリ蚕MBF2で保存されている領域内に保存されてる領域が存在した。ショウジョウバエの2個の因子についてGST pull down法でMBF1との結合能を調べたところ、カイコMBF2と同様の結合能を示した。この結果から、MBF2は、ファミリーを形成している因子であることが推定された。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 尾崎淳: "Identification of the core domain and the secondary structure of the transcriptionalcoactivator MBF1."Genes Cells. 4. 415-424 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 三島正規: "Resonance assignments, secondary structure and 15N relaxation data of the human transcriptional coactivator hMBF1(57-148)"J.Biomol NMR. 14. 373-376 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi