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コレセプター作用型エイズ治療薬開発のための基礎研究

研究課題

研究課題/領域番号 11161230
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関成蹊大学

研究代表者

西山 泰弘  成蹊大学, 工学部, 助教授 (30286900)

研究分担者 栗田 恵輔  成蹊大学, 工学部, 教授 (30102180)
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
キーワードエイズ / コレセプター / ペプチド / ケモカイン / RANTES
研究概要

最近、我々はRANTES ( regulated upon activation, normal T-cell expressed and secreted ) のアミノ末端部の部分アミノ酸配列をもとに、抗HIV-1ペプチド、Ac-Ser-Pro-Tyr-Ser-Ser-Asp-Thr-Thr-Pro-Ala-NH2 を見いだした。本年は、このペプチドの1-9位を順にAla置換した類縁体を合成し、CCR5遺伝子を導入したHeLa細胞(MAGI-CCR5) とマクロファージ指向性HIV-1であるJR-CSFとを用いたin vitro 感染系において、それらの抗HIV-1活性を評価し、以下の結果を得た。
1. MAGI-CCR5 系では末梢血単核球系に比べ、数十から百倍程度高濃度を要した。
2. Pro2、Tyr3、Asp6のAlaへの置換は、抗HIV-1活性を完全に消失させた。
3. Ser4、Thr8、Pro9のAlaへの置換は、抗HIV-1活性を大きく減弱させた。
4. Ser1、Ser5、Thr7のAlaへの置換は、抗HIV-1活性を全く低下させないか、やや向上させた。
これらの結果より、Pro2、Tyr3、Asp6は抗HIV-1活性に非常に重要なアミノ酸残基であることが解った。また、Ser1、Ser5、Thr7は構造変換の可能な部位であり、この部分の適切な構造改変により、より高活性な誘導体の得られる可能性のあることが示唆された。(Y. Nishiyama, T. Murakami, H. Nakashima, S. Shikama, K. Kurita, N. Yamamoto, 投稿準備中)

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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