研究課題/領域番号 |
11162207
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
辻 浩一郎 東京大学, 医科学研究所, 助教授 (50179991)
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研究期間 (年度) |
1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | AGM領域 / 二次造血 / 造血幹細胞 / ストローマ / PAS / 卵黄嚢 |
研究概要 |
(1)マウスAGM(aorta-gonad-mesonephros)領域由来ストローマ細胞株の樹立 胎生期マウス造血においては、成体マウス造血を再構築し得る二次造血幹細胞は、胎生10〜11日のAGM領域にはじめて認められることより、この時期のAGM領域には、二次造血幹細胞の発生を支持する分子が発現していると考えられる。そこで、胎生10.5日のAGM領域よりストローマ細胞株、AGM-S3細胞を樹立した。 (2)AGM-S3細胞を用いた二次造血幹細胞の起源の検討 胎生8.5日のAGM領域に相当するPAS(paraaortic splanchnopleura)及び卵黄嚢から分離した細胞を、AGM-S3細胞上で共培養した後、Ly-5.1/5.2マウス移植系を用いて、成体マウスの二次造血を再構築し得る二次造血幹細胞の発生について検討した。その結果、いずれの細胞の共培養系においても、培養4日目頃より、二次造血幹細胞が出現した。さらに、卵黄嚢と胚体の間に血管形成が成立していない胎生8.0日のPAS、卵黄嚢のいずれの細胞からも二次造血幹細胞が産生されたことより、AGM-S3細胞との共培養により二次造血幹細胞を産生する能力を有する前駆細胞は、PASと卵黄嚢に各々独立して発生すると考えられた。
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