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ウイルスの細胞間移行に関与する宿主変異を用いた細胞間コミニケーションの解析

研究課題

研究課題/領域番号 11163202
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関北海道大学

研究代表者

石川 雅之  北海道大学, 大学院・農学研究科, 助教授 (70192482)

研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
キーワードキュウリモザイクウイルス / シロイヌナズナ / 宿主因子 / 細胞間移行 / プラスモデスマータ
研究概要

(1)cum1-1変異株の解析:キュウリモザイクウイルス(CMV)の移行蛋白質(MP)存在下でのプラスモデスマーダのsize exclusion limit(SEL)の比較を、シロイヌナズナcum1-1変異株と野生型株の間で行う目的で、CMVのMPを発現するcum1-1変異株および野生株由来の形質転換体を作製した。得られた形質転換体におけるCMV MPの発現レベルをウエスタン法により解析したところ、発現レベルは大きくばらつくものの、平均すると野生株における蓄積よりも変異株における蓄積の方が低いことを見いだした。
CUM1遺伝子産物がプラスモデスマータの構成要素あるいはその機能調節因子である可能性を考慮すると、cum1-1変異株において微細形態に異常がみられる可能性も考えられる。そこで、cum1-1変異株および野生株の根を樹脂包埋して横断切片を作製し観測を行ったが、樹脂を浸透させるステップにおいてある確率でアーティファクトがはいる(変異株の維管束部が潰れる)ことが明らかになった。そこで、生試料をアガロース包埋してビブラトームで切って観察した。その結果、変異株においては細胞の形、あるいは並び方が不規則になる傾向が見られた。しかし、その差は微妙で、それを表現する適当なパラメーターが見いだせず、また、現時点ではその差がcuml変位自体に付随することを容易に示すことができないので、これ以上の解析はとりあえずストップすることにした。
(2)CUM1遺伝子座のクローン化:ファインマッピングによりCUM1遺伝子の存在しうる範囲を約60kbpの領域に狭めた。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石川 雅之: "植物アルファ様ウイルスの増殖をサポートする宿主因子"ウイルス. 49. 79-84 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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