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イスラーム哲学におけるアリストテレス『デ・アニマ』受容と霊魂論の展開

研究課題

研究課題/領域番号 11164224
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関東京学芸大学

研究代表者

小林 春夫  東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (70242229)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
2000年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
キーワードアリストテレス / 霊魂論 / イブン・スィーナー / スフラワルディー / シャハラズーリー / イスラーム哲学
研究概要

アリストテレスの著作は、西洋のみならずイスラームにおいても重要な古典の一つである.本研究は,その中で後世に最も広範な影響を与えた書物『デ・アニマ』の受容史をたどることによって,イスラーム哲学における霊魂論の成立と展開を明らかにするものである.対象とする時期を「移入期」「確立期」「展開期」に3区分し,それぞれの時期における受容の解明に努めた.
「移入期」に関しては,9世紀から10世紀にかけて行われた哲学文献のアラビア語訳とその伝承について,関連するテクストと先行研究を蒐集するとともに、その内容を検討し、文献データベースを作成した.
「確立期」に関しては,この時期を代表する哲学者イブン・スィーナーの霊魂論を明らかにするために,『救済の書』(al-Najat)の霊魂論の部分を邦訳し,解説と注釈を付して公刊した.
「展開期」に関しては,この時期の霊魂論の特徴を示す例として,スフラワルディーの『光の拝殿』(Hayakil al-Nur)を邦訳し,解説と注釈を付して公刊した.またスフラワルディーと彼が創始した「照明学派」に関しては,今日そのテクストの多くが未刊であるため,海外における写本調査を重点的に行なった.その結果,先行研究では言及されていない写本を含め,関連する写本の所在と状態を確認した.そして取得した写本のマイクロフィルムに基づいて、スフラワルディーの『開示の書』(霊魂論)およびシャハラズーリーの『象徴と比喩』を校訂し,電子テクスト化した。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 小林春夫(訳,解説,訳注): "中世思想原典集成11-イスラーム哲学"平凡社. 339-406 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小林春夫(訳,解説,訳注): "中世思想原典集成11-イスラーム哲学"平凡社. 1103-1145 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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