• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

古典学の再構築・調整班研究A04「古典の世界像」

研究課題

研究課題/領域番号 11164237
研究種目

特定領域研究

配分区分補助金
審査区分 人文・社会系
研究機関京都大学

研究代表者

内山 勝利  京都大学, 文学研究科, 教授 (80098102)

研究分担者 中谷 英明  神戸学院大学, 人文学部, 教授 (20140395)
川原 秀城  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (70135177)
平田 昌司  京都大学, 文学研究科, 教授 (50150321)
市川 裕  東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 助教授 (20223084)
杉山 正明  京都大学, 文学研究科, 教授 (00127094)
鎌田 繁  東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70152840)
研究期間 (年度) 1999 – 2002
研究課題ステータス 完了 (2002年度)
配分額 *注記
9,600千円 (直接経費: 9,600千円)
2002年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2001年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード現代に生きる古典 / 共同研究 / 魂 / 人間観 / 自然観 / 死生観 / 比較研究 / 総合化・普遍化 / 異文化 / 相互理解 / 「古典の世界像」 / 学の理念
研究概要

この調整班は、全世界の多様な古典世界の各領域の緊密な連携に立って、それぞれの個別領域的古典研究の成果を集約しつつ、古典作品を媒体として、新たな視点からそれを捉えなおし、「現代に生きる古典」としての新たな可能性を引き出すことを目指して活動してきた。こうしたはじめての試みを効果的に遂行するための最善の方法として、具体的な共同研究・共同発表討論を通じて、総合的な古典学研究の実質成果をあげるとともに、古典学総合化の方法的基礎の確立を追究することに努めてきた。
最終年度に当たる本年度も、中心的な活動として3回の全体研究会と2回の全体打ち合わせ会を開き、研究会の各会ごとに3-4名の研究発表者による提題と、それらにもとづく全体討論を行った。昨年度に引き続き、共通テーマとして「魂論の諸相」を設定し、それをめぐる多方面からのアプローチを試みた。「魂」に対応する概念は、各古典領域ごとに多様な差異を示しつつ、生物的生の原理から宇宙論的・神的活動の根源にわたるものとして、きわめて重要な位置を占めていることが認められる。前年度からすでに了解されていたように、この問題をめぐる議論は、おのずから人間観・死生観などを介して自然観・宗教論などにわたる広汎な問題を包括するものとなっており、諸古典領域の思想的特質を集約・対比するのにきわめてすぐれた糸口ともなっている。
この研究会の成果は、当該調整班の成果報告論集『古典の世界像』(本年3月刊)の第I部として纏められており、また2003年度内には、これをベースにした論文集『魂論の諸相』の新たな刊行が予定されている。この調整班研究をふまえた成果の刊行は、他にもいくつか具体的に進行中である。

報告書

(4件)
  • 2002 実績報告書
  • 2001 実績報告書
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (44件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (44件)

  • [文献書誌] 内山勝利: "古典の挑発力-「西洋古典学」からの「ギリシア・ローマ学」へ-"西洋古典学研究. I. 107-114 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "問うことの力-知のありかをめぐる断章-"知のたのしみ学のよろこび(京都大学文学部編). 3-11 (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "《切韻》與唐代功令"東方語言與文化. 326-336 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "元代中国は文化不毛の時代だったか"慶北史学. 25. 353-368 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田正美: "Le mausolee. et le culte de Satuq Baghra Khan"Journal of the History of Sufism. III. 63-87 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 市川裕: "祭司的ユダヤ教の世界観-エルサレム神殿と神の臨在-"東京大学宗教学年報. (予定). (2003)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "哲学の初源へ-ギリシア思想論集-"世界思想社. 275 (2002)

    • 関連する報告書
      2002 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "獣と神の間で-教養ということ-"世界思想. 第28号. 18-21 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "エウパリネイオンの知的風土(1)-(7)"西洋古典叢書(付録月報). 25. 7-8 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "光緒二十四年的古文"現代中国. 第1輯. 159-169 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "平仄或説"声韻論叢. 第11輯. 185-202 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 川原秀城: "The Science of Four Forms 四象科学 in Joseon Dyn."Sangkyun Journal of East Asisn Studies. 1・1. 283-293 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "モンゴル史が覆す元寇,そして時宗像"中央公論. 4月号. 266-273 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "哲学の初源へ-ギリシア思想論集-"世界思想社. 275 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "古代ギリシアにおける「学」の理念と内実"古典学の再構築. 第5号. 12-14 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "対話と想起-プラトン哲学の「方法」-〔その2〕"哲学研究. 第569号. 1-23 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "文明の中の古典の役割・西洋古典の場合"古典学の再構築. 第7号. 12-14 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "古代ギリシア・ローマ世界とわれわれ"学術月報. 第672号. 18-21 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "科挙制度と中国語史"古典学の再構築. 第7号. 54-60 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "修身斉家治国平天下"学術月報. 第672号. 43-45 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 川原秀城: "中国の暦法-天の科学と天の哲学-"東京大学公開講座こよみ. 27-54 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 川原秀城: "「正朔を頒つ」-皇帝による暦の管理-"佐藤・福井編『地域の世界史・ときの地域史』. 317-351 (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 中谷英明: "古典学研究-現代における古典学の役割-"学術月報. 51・11. 4-8 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 中谷英明: "古代インドにおける哲学と文献学"古典学の再構築. 第5号. 18-21 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "文明圏をこえて-モンゴル時代の世界像-"学術月報. 53・11. 46-50 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "モンゴル帝国-アジア征服の猛威-"歴史と旅. 28・2. 30-35 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 市川裕: "正義・慈善・福祉-宗教史から見た現代福祉国家-"宗教研究. 323号. 148-150 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 市川裕: "ユダヤ教における説得の論理(3月に刊行予定)"宗教研究. 327号. (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田正美: "『帰真総義』初探"神戸大学文学部50周年記念論集. 175-196 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "世界史を変貌させたモンゴル"角川書店. 229 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 濱田正美: "世界各国史(4)中央ユーラシア"山川出版社. 438 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "解体する自然のさ中なる生-エンペドクレスの「新断片」発見によせて-"現代思想. 27・9. 100-107 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "古代ギリシアにおける「学」の理念と内実"古典学の再構築. 第5号. 12-14 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "対話と想起-プラトン哲学の「方法」-〔その2〕"哲学研究. 第569号. 1-23 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "19世紀末-20世紀初期の中国における古典学の崩壊"古典学の再構築. 第5号. 14-15 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 平田昌司: "しゃべる女・叱る男-中国の話しことばにみられるジェンダー規制-"興膳教授退官記念中国文学論集. 707-721 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 川原秀城: "「正朔を分つ」-皇帝による暦の管理-"佐藤次高・福井憲彦編『地域の世界史(6)』. 73-98 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 中谷英明: "古代インドにおける哲学と文献学"古典学の再構築. 第5号. 18-21 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 鎌田繁: "イスラーム-死を超える生-"関根清三編『死生観と生命倫理』. 80-92 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 鎌田繁: "イスラームにおける学の理念"古典学の再構築. 第5号. 16-17 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 杉山正明: "モンゴル世界帝国の成立"若松寛編『アジアの歴史と文化(7)北アジア史』. 69-87 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 市川裕: "正義・慈善・福祉"宗教研究. 第323号. 148-150 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 市川裕: "ラビュダヤ教の宗教原理と学の理念"古典学の再構築. 第5号. 15-16 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 内山勝利: "西洋古典叢書がわかる(共編著)"京都大学学術出版会. 107 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

URL: 

公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi