研究課題/領域番号 |
11166270
|
研究種目 |
特定領域研究(A)
|
配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
|
研究機関 | 大学評価・学位授与機構 (2001) 広島大学 (2000) 岡崎国立共同研究機構 (1999) |
研究代表者 |
岩田 末廣 大学評価・学位授与機, 構・評価研究部, 教授 (20087505)
|
研究分担者 |
斉藤 昊 広島大学, 理学研究科, 教授 (00033853)
池上 努 岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (80245612)
|
研究期間 (年度) |
1999 – 2001
|
研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
|
配分額 *注記 |
18,000千円 (直接経費: 18,000千円)
2001年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
2000年度: 11,500千円 (直接経費: 11,500千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
|
キーワード | 一酸化炭素 / 振動回転スペクトル / 水クラスター負イオン / 1族金属イオン / ヒドロキシラジカル / 炭化水素 / 基底関数欠損 / 摂動論 / 量子化学計算 / 飽和炭化水素 / イソプレン / 一酸化窒素 / オキソニウム / 水和クラスター / 計算化学 / 理論化学 / 遷移確率 / 大気化学 / 揮発性有機化合物 |
研究概要 |
理論計算は、実験データの解析を補助するだけでなく、実験を補完し信頼できる独自の化学的・物理的情報を提供している。地球大気は簡単な分子から構成されており、地球環境に影響を与えている分子も、ほとんど簡単な分子である。この意味で、理論化学・計算化学は大気環境の分子過程の研究に寄与できる。このような観点で、研究課題の探索を進め、以下のような研究を実施した。 1.N_2,COなど大気中の基本分子の分光学定数精密計算 COのポテンシャルエネルギーと双極子モーメント曲線の精密計算に基づき、振動回転遷移確率を正確に求め、太陽大気の観測データの解析を行い,太陽大気中のCOの温度を見積もった。 2.水クラスター負イオンと水和された1族金属クラスターの研究と電子-水素結合概念の提唱 原子核を中心に持たない安定な電子雲状態の存在を見いだし、その構造をOH{e}HO構造と名付け、その結合状態は水素結合に類似した電子-水素結合と呼べることを明らかにした。 3.OHラジカルと飽和炭化水素の反応 4.OHラジカルとイソプレンの反応 5.イオン層D領域におけるオキソニウムイオンH_3O^+とその水和物の生成機構 6.分子間相互作用計算のための局所射影分子軌道法:BSSEを避ける分子軌道理論の開発 基底関数の不完全性(欠損)に由来する誤差(BSSE)を避ける理論的手法として局所射影分子軌道法を導出し、これに基づく摂動展開法を開発した。 7.希ガス原子Rgに溶媒和されたアルカリ金属イオンM^+
|