研究課題/領域番号 |
11167211
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都工芸繊維大学 (2001-2002) 東京大学 (1999-2000) |
研究代表者 |
町田 真二郎 京都工芸繊維大学, 繊維学部, 助教授 (20262032)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
16,800千円 (直接経費: 16,800千円)
2002年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
2001年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
2000年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1999年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | 分子シンクロナイゼーション / ダイナミクス / 液晶 / 並進拡散 / 蛍光顕微鏡 / ブロック共重合体薄膜 / 光機能性微粒子 / 位置選択的配置 / 液晶系 / 円偏光照射 / コレステリック相 / クロム錯体 / 光反転 / 可逆的相転移 / フィンガープリント組織 / 蛍光法 / ダイナミックス / ピレンエキシマー / 蛍光顕微鏡観測 / 低分子イミド液晶 / 配向膜効果 / 分子ミンクロナイゼーション / 時間分解蛍光法 / ナノ秒ダイナミクス / エキシマー発光 / 蛍光異方性比 / 配向 / 相転移 |
研究概要 |
1.液晶系での並進拡散挙動の解析 液晶中での秒〜時間スケールの並進拡散挙動を評価するために、無蛍光性ネマチック液晶(FB-01)セル中を蛍光性液晶(5OCB)が拡散する様子を蛍光顕微鏡を用いて観測し、並進拡散係数を算出した。得られた並進拡散係数は10^<-9>〜10^<-11>m^2/sのオーダーであった。液晶の配向方向が拡散方向と平行な場合、それに垂直な場合にくらべて1桁程度大きな拡散係数を示し、また電場を印加した場合、その周波数が数百Hz以上になると拡散係数が1桁程度大きくなった。液晶分子が電場に追随できなくなると配向が固定され並進拡散しやすくなったと解釈した。 2.高分子ミクロ相分離超薄膜への光機能性微粒子の位置選択的配置 高分子薄膜のミクロ相分離構造を鋳型として光機能性微粒子を位置選択的に配置させることを試みた。ブロック共重合体(PS-co-P4VP)超薄膜をスピンコート法で作成し、薄膜を蛍光性高分子微少球(粒径20nm)もしくはポルフィリン誘導体TCPPの溶液(分散液)に浸積した。その後、純溶媒中で洗浄し、AFM像および吸収・蛍光スペクトルを観測した。ニートフィルムにおいて、P4VP相に対応する島部分の高さは、約8nmであったのに対し、浸積・洗浄後では約30nm(高分子微少球)もしくは約18nm(TCPP)に増加した。今回用いたTCPPおよび高分子微少球は共にカルボキシル基をもつため、それらがピリジル基と水素結合することにより島部分にのみ選択的に吸着もしくは導入されたと考えられる。
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