研究課題/領域番号 |
11167221
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
小山 昇 東京農工大学, 工学部, 教授 (40134845)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | シンクロナイゼーション / 電気化学発光 / 磁気微粒子 / 生体物質 / バイオセンサー / イムノアッセイ |
研究概要 |
平成12年度は、ルテニウムトリスビピリジル錯体(Ru(bpy)_3^<2+>)とトリプロピルアミン電気化学発光反応系の発光強度に影響を及ぼす種々の要因について検討を行った。その結果、反応電解質溶液にアジ化ナトリウム(NaN_3)を添加した場合、発光反応がより低電位で起き、さらに、発光強度の大幅な増加が得られることが見い出された。NaN_3共存下においてトリプロピルアミンの酸化電位が負電位側にシフトしたことより、白金電極表面に吸着したアジドイオン(N_3)-が白金電極表面の酸化を抑制することにより、トリプロピルアミンの酸化反応がより速やかに起き、その結果、発光反応電位のシフトと発光強度の増加がもたらされたと推定された。発光反応溶液にイオン性の界面活性剤を添加した場合、発光反応の電位依存性および発光強度に変化が認められた。この原因として、界面活性剤によるルテニウム錯体の励起状分子(^*Ru(bpy)_3^<2+>)の安定化が考えられた。さらに、トリプロピルアミン以外のアミン類を発光補助物資として用いて実験を行った。その結果、アミン類の種類によって発光強度のpH依存性が異なることが見い出され、トリプロピルアミンでは高い発光強度を得ることが不可能であったpH=7以下の緩衝溶液中でも発光反応を起こす電気化学発光反応系を得ることができた。直径40μmの磁気微粒子表面に固定化されたルテニウム錯体の電気科学発光反応に対しても同様の結果が得られた。
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