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膜外シグナルによる膜内ペプチドの会合調節を利用した膜電流制御システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 11167249
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 理工系
研究機関京都大学

研究代表者

二木 史朗  京都大学, 化学研究所, 助教授 (50199402)

研究期間 (年度) 1999 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
キーワード人工ペプチド / 合成ペプチド / 人工イオンチャネル / ペプチド工学 / タンパク質工学 / 人工センサー / 人工レセプター / アラメチシン / イオンチャネル / 膜電流 / 超分子集合体 / ロイシンジッパー
研究概要

膜外からのシグナルを感知する配列や原子団を導入したイオンチャネルペプチドを用いれば、膜外刺激(金属イオン、ペプチド、薬物など)に呼応した膜電流制御システムを開発することが期待できる。本研究では、金属やリガンドとの結合によりチャネル分子の会合状態、あるいは開口を調節することを試み、外部シグナルに同調した個々のチャネルの開口状態の変化をこれらの総和としてのマクロな膜電流として捉えることにより、新しいタイプの情報変換・情報伝達システムの創出を目指している。
昨年度の研究において、イオンチャネルペプチド、アラメチシンに適当な膜外配列を導入することにより、膜外構造の相違を膜電流に反映できることを示した。本年度は、この結果をもとに、外界からの刺激に呼応した膜外構造の変化を膜電流変化として捉える系の創出を目指し、銅イオンにより構造変化するヘリックス配列を検討した。種々のヘリックスペプチドを検討した結果、互いにヘリックス一巻き分離れた位置となるように二つのN^ε,N^ε-ビス(カルボキシメチル)リジンを配置した亜鉛フィンガー蛋白質Sp1由来ペプチド、あるいは、人工的にデザインした両親媒性ペプチドにおいて、銅イオンとの錯体形成によりヘリックス構造の安定化が見られることが分かった。また、この際、N^ε,N^ε-ビス(カルボキシメチル)リジン含有ペプチドの簡易合成法を新たに開発した。現在、これらのヘリックスを膜外配列として持つアラメチシン誘導体を合成中である。

報告書

(2件)
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Futaki S,Zhang Y,Sugiura Y: "Detecting a tag on a channel opening : blockage of the biotinylated channels by streptavidin"Tetrahedron Lett.. 42(8). 1563-1565 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] S. Futaki: "Self-Assembling Peptide Systems"Kluwer Academic Publishers. 18 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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