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ショウジョウバエ脳の知覚情報処理経路の研究

研究課題

研究課題/領域番号 11168238
研究種目

特定領域研究(A)

配分区分補助金
審査区分 生物系
研究機関岡崎国立共同研究機構

研究代表者

中井 淳一  岡崎国立共同研究機構, 生理学研究所, 助手 (80237198)

研究分担者 宍戸 恵美子  日本学術振興会, 特別研究員
研究期間 (年度) 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
キーワードショウジョウバエ / トランスジェニックフライ / カルシウム / pH / GFP / cameleon / 神経回路 / 知覚情報処理
研究概要

本研究は知覚情報がショウジョウバエの脳内でどのような回路を通って処理されるのかを神経回路網レベルで明らかにし、情報処理統合システムの機構を解明することを目的とし、Green Fluorescent Protein(GFP)とその派生物(YFP,CFP)、カルシウム感受性蛍光タンパク質プローブ(cameleon)と電位依存性の蛍光タンパク質プローブ(FlaSh)のtransgenic flyを作成し、ショウジョウバエのエンハンサートラップラインと掛け合わせることにより細胞特異的に発現を行い、in vivoで神経細胞の興奮の指標となる膜電位と細胞内のカルシウムを測定することにより知覚回路の同定を試みた。その結果、GFP,YFP,CFP,yellow cameleon2(YC2)およびFlaShのtransgenic flyを作成できた。GFP,YFP,CFPによりin vivoで神経細胞を同定できるようになった。またpH感受性があるYFPを細胞特異的に発現させることによりin vivoでの細胞内のpHの変化を測定することができた。YC2を発現させたハエは成虫にまでなったが、YC2自体のカルシウム感受性が低くin vivoでカルシウム変化を捕らえることはできなかった。次にYC2よりカルシウムに対して感受性が高いことが報告されていた改良型のyellow cameleon2.1(YC2.1)を用いて実験を行った。まずHEK293にtransfectionしてYC2.1のカルシウムに対する容量反応性を検討した。その結果YC2.1では数μMから蛍光変化が捕らえられ、YC2より約1000倍感度が高いことがわかった。そこでYC2.1のtransgenic flyを作成しin vivoでの実験を行ったが、YC2.1を用いても神経細胞の細胞内カルシウムの上昇を捕らえられることはできなかった。最後にFlaShであるがFlaShを発現させたハエは幼虫の時期に死滅してしまい、成虫になるもには得られなかった。現在、cameleonとは別のカルシウム感受性蛍光タンパク質プローブであるCamgarooを用いてカルシウムの測定を行いつつある。

報告書

(1件)
  • 1999 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nakai,J.: "Evidence for a roie C-terminus in Ca^<2+> inactivatiion of skeletal muscle Ca^<2+> release chamnel (ryanodine receptor)"FEBC Letters. 495. 154-158 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2018-03-28  

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