研究課題/領域番号 |
11170255
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研究種目 |
特定領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
有賀 純 理化学研究所, 発生神経生物研究チーム, 研究員 (10232076)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 遺伝子発現調節領域 / エンハンサー / 神経系細胞株 / プロモーター / 組織特異的遺伝子発現 / Cre組換え酵素 / トランスジェニックマウス / データベース / 神経発生 / 遺伝子発現制御 / 胚性幹細胞 / Zic1 / 第8脳神経 |
研究概要 |
本研究の主題は効率的な神経系細胞の多様性に関わる遺伝子発現調節領域探索法ならびに発現系の開発である。平成12年度は、組織特異的あるいは細胞系譜特異的な調節に関わるエンハンサーエレメントの探索法の開発に取り組んだ。その結果、新規エンハンサーエレメントの単離、合成プロモーターの開発、既知のエンハンサーの集積(エンハンサーパネル)を用いた神経系のエンハンサーについての横断的解析システムの確立を行うことができた。現在までに報告されている神経系細胞で組織ないし細胞型特異性をを持つプロモーター、エンハンサーは50以上におよぶ。本研究ではこれらを新規エンハンサー開発のための構築ないし比較材料として利用するため、できる限り多くのものを収集し、比較検討できるように共通のレポーターベクターに組み込んだ。これらのプロモーター、エンハンサーの発現特異性、発現強度をもとにした系統的解析においては、10種以上の培養神経系細胞株並びに対象となる非神経系の細胞株(神経系細胞株パネル)を用いた。エンハンサーパネルと神経系細胞株パネルの組み合わせにより得られた情報をもとに、新規エンハンサーエレメントの評価をおこなう。これまでに、神経系で特徴的な発現を示す遺伝子のBACないしファージクローンをのDNAを材料として探索を進めてきた。今後はこれらの成果をもとに、トランスジェニックマウスによる新規エンハンサーエレメントの評価、複数のCre発現系統の作製を行う。また、整理されたエンハンサーエレメントのデータベースを一般に公開できるように準備を進める。
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