研究課題/領域番号 |
11201203
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
坪木 和久 (2000-2002) 名古屋大学, 地球水循環研究センター, 助教授 (90222140)
武田 喬男 (1999) 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (60022604)
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研究分担者 |
加藤 内蔵進 岡山大学, 教育学部, 助教授 (90191981)
樋口 篤志 名古屋大学, 地球水循環研究センター, 助手 (90324384)
上田 博 名古屋大学, 地球水循環研究センター, 教授 (80184935)
藤吉 康志 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40142749)
池淵 周一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20026181)
中村 健治 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 教授 (20262917)
坪木 和久 名古屋大学, 大気水圏科学研究所, 助教授 (90222140)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
82,200千円 (直接経費: 82,200千円)
2001年度: 19,000千円 (直接経費: 19,000千円)
2000年度: 28,100千円 (直接経費: 28,100千円)
1999年度: 35,100千円 (直接経費: 35,100千円)
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キーワード | 中国淮河流域 / 梅雨前線 / ドップラーレーダー観測 / 大気陸面システム / メソスケール水循環 / 流域水収支 / 4次元同化 / 陸面熱・水フラックス / 天気陸面システム |
研究概要 |
1998年度の特別観測に引き続いて、1999年の梅雨期を中心として前年と同じ地域の中国淮河流域において特別観測を実施した。観測に参加した機関は昨年とほぼ同じであるが、観測の規模はやや縮小した。主要な観測項目は、高層観測、ドップラーレーダー、及び水文観測である。長期モニタリングは昨年から継続して行なわれている。 1998年の7月2日に発生したクラウドクラスターのシミュレーションをJSM(Japan Spectral Model),MRI-NHM(気象研究所非静力学モデル),Yamasakiの3種類の数値モデルを使って行った。3つのモデルとも、大規模な梅雨前線に伴う降雨帯の再現には成功したがレーダーで観測されたメソスケールの降水系など、詳細な構造の再現には至らなかった。一方、クラウドクラスターの出現位置とタイミングについてはうまく再現でき、豪雨の予測という点では進歩が見られた。 中国淮河流域を対象としたマクログリッド型流出モデルの構築を行った。詳細な河川網を与えたモデルを構築し、これに対して再解析データを用いた計算結果と、実測の河川流量との比較を行ない、流域スケールでは満足する結果がえられた。 2001年10月に名古屋で開かれたGEWEX/GAME国際研究集会に中国の研究者を多く招聘した他、同年12月に、中国で国際研究集会"The Third GAME-HUBEX Workshop on Meso-scale Systems in Meiyu/Baiu Front and its Hydrological Cycle"を開いて、観測結果、データ解析の結果等を発表、討論すると共に、今後の研究の方向性について議論を行った。この研究集会にも、日本と中国から100名近くが参加し、活発な討論が行なわれた。
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