研究課題/領域番号 |
11205206
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
乗木 新一郎 (2001-2003) 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (80109511)
渡邉 修一 (1999-2000) 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助教授 (00167131)
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研究分担者 |
渡邉 修一 北海道大学, 海洋科学技術センター, 研究主幹 (00167131)
成田 尚史 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 助手 (50250501)
中山 英一郎 滋賀県立大学, 環境科学部, 教授 (50108982)
角皆 静男 北海道大学, 大学院・地球環境科学研究科, 教授 (00001587)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2002年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2001年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 縁辺海 / モニタリング / 日本海 / 炭酸物質 / プロファイラー / 粒子態物質 / 物質循環 / 化学トレーサー / セジメントトラップ / GOOS / 環境変化 / CFCs / 炭酸系 / 二酸化炭素 / near-GOOS / 化学物質 / 炭素系 / 科学トレーサー |
研究概要 |
(1)現場プロファイラーの開発 海水中の二酸化炭素、pHの鉛直分布を現場で連続測定する機器の開発とその完成を目的とした。完成したシステムは、バッテリー部、耐圧容器(制御、検出などの電装システム)、被圧容器部(ポンプ、バルブ、セルなど)、平衡器(ガス透過膜)から構成されている。ポンプによって内部液をガス透過膜-検出器間に循環させて、海水と二酸化炭素分圧が平衡になった内部液のpHを測定して、fCO2を求める。現場(北太平洋)で、従来法と比較実験を行い精度良い結果を得た。 (2)日本海における粒子成分の循環 セジメントトラップを用いて、日本海における2年間の粒子束の実測と化学成分の季節変動を調べた。東部日本海では、11月〜2月(冬季)と2月〜5月(春季)の年2回の粒子束極大が観測された。大和海盆における粒子束は、ほぼ全ての期間で日本海盆に比べて大きかった。 日本海盆では、生物起源ケイ酸塩が優先的であったのに対し、大和海盆1km層では、全粒子束の大小に関わらず、ほぼ全ての期間でアルミノケイ酸塩が沈降粒子の主成分であった。どちらの海域でも、オパール粒子束は春季に極大が見られた。この大きな粒子束は、表層で生産された生物起源オパールが急速に沈降したものである。大和海盆におけるアルミノケイ酸塩粒子束には季節変動がみられ、冬季と春季に大きかった。春季の極大は、ユーラシア大陸からの黄砂の降下時期と一致した。日本海盆では、大和海盆で観測されたような明確なアルミノケイ酸塩粒子束の季節変動は観測されなかったが、春季に大きな粒子中のLa/Yb比を持つ粒子が観測された。このことから、大和海盆では年間通じて大陸性の粒子が供給されている事わかった。
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