研究課題/領域番号 |
11209207
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
岡田 憲夫 京都大学, 防災研究所, 教授 (00026296)
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研究分担者 |
能島 暢呂 岐阜大学, 工学部, 助教授 (20222200)
多々納 裕一 京都大学, 防災研究所, 教授 (20207038)
亀田 弘行 京都大学, 防災研究所, 教授 (80025949)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
28,600千円 (直接経費: 28,600千円)
2003年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2001年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
2000年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
1999年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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キーワード | 社会基盤システム / 地震性能規範評価法 / 震災リスク / 経済評価 / リダンダンシィ / ライフライン / 被害予測法 / リスクマネジメント / 都市地震リスク診断システム / GIS活用型情報支援システム / 大都市直下型 / 都市ライフラインシステム / 都市基盤システム / 高性能評価規範 / 都市ライフラインしステム |
研究概要 |
本研究においてこれまでに得られた主な成果は次の二種類に要約される。 a地震時性能規範システムの開発主として、前半の平成11年度から13年度までの三年間に集中的に実施した。 1)震災リスクを想定し減災型の社会基盤整備戦略を,安全で安心できる都市づくのためのリスクマネジメントという視点から捉えるシステム論的パースペクティブ(都市づくりの五層モデル)を提案した。 2)GISを活用した震災後の復旧過程のプロトタイプデータベースの構築とその適用可能性の検討を行った。具体的地域としては(1)阪神高速道路を対象とした研究、(2)神戸市長田区の住民コミュニティを対象にした研究を実施した。 3)震災後の被害推定法と復興水準の診断ならびに復興戦略評価のための社会経済的、環境科学的な性能規範技法の開発を多元的に行った。ニッチ分析技法の開発、高架橋の地震損傷曲線の導出、地震時機能状況の評価手法、供給系ライフラインの地震時データベースの構築、供給機能の震後復旧プロセスの簡便的予測法の開発、カタストロフリスクの構造分析と防災投資の経済効果の評価手法の開発、トポロジカルインデックス(TI)による道路ネットワークのリダンダンシィ評価方法の開発などを実施した。 b.モデルスタディと方法論の適用 主として平成14年度より来年度にかけて実施したもので、その成果は以下のとおりである。 (1)名古屋都市圏を中心とした東海地域を対象に東南海地震タイプのシナリオ地震を設定し、被害予測法も含めた本方法論を発展させる可能性と課題について議論した。その結果、a地震時性能規範システムの開発の成果が、単に構造的な被害やハードな対応のみならず、社会経済的、環境科学的視点も取り込んだ包括的できめ細かな性能評価に役立てることができることを確認した。 (2)米国での実用化されている被害予測法であるHAZUSを取り上げ、その特徴と限界ならびに本研究で提案しようとする方法論との共通性と相違性について総合的に検討した。
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