配分額 *注記 |
28,300千円 (直接経費: 28,300千円)
2003年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
2002年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2001年度: 6,000千円 (直接経費: 6,000千円)
2000年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1999年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
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研究概要 |
防災デジタルシティを活用して,平成14年度までに開発を進めた個々のシミュレーションシステムの完成度を高める努力と個々のシステムの総合化を行った.また本研究プロジェクトの最終年度として,防災デジタルシティの中で稼動する様々なシミュレーションモデルを用いて状況に応じたシミュレーションを行うとともに,その結果に基づいて各種の組織や機関が,独自の防災対策の立案が可能なシステムの開発を行った.このシステムの中心は次世代型防災マニュアルであるが,このマニュアルは「既存マニュアルの性能を定量的に評価する機能」,「目的別・ユーザ別編集機能」,「利用者によるマニュアル更新・作成機能」を有し,「事前対策」,「災害対応」,「最適復旧・復興戦略」の防災対策の異なる各フェーズで有効利用されるものである.さらにこのマニュアルを用いて各組織が独自のマニュアルを作成する際に重要となる過去の教訓の高度利用を実現する新しいデータベース構造を提案し,兵庫県南部地震とニューヨーク市の同時多発テロ事件の災害対応の教訓を整理した. また,本年度は研究プロジェクトの最終年度として,研究プロジェクト全体の活動をまとめる英文報告書を作成した.さらに例年のことではあるが,7月に米国コロラド州のボウルダーで開催されるUS Annual Hazards Research and Applications Workshopに参加し,米国カウンターパート研究者と情報交換するとともに,カウンターパート以外の米国研究者に研究成果を報告した.なおこの会議では,2002年より,U.S./Japan Cooperative Researchの正式なセッションを作ってもらっている.国内の研究者間での意見交換と研究成果の社会還元を目的として,2004(平成16)年1月29・30日に神戸国祭展示場にて,第4回目となる比較防災ワークショップを開催した.
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