研究課題/領域番号 |
11210207
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 核融合科学研究所 |
研究代表者 |
須藤 滋 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 教授 (50142302)
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研究分担者 |
佐藤 国憲 (佐藤 國憲) 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (70126861)
尾崎 哲 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助教授 (50183033)
田村 直樹 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (80390631)
PETERSON Byron J. (BYRON Peterson) 核融合科学研究所, 大型ヘリカル研究部, 助手 (00280595)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2004
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研究課題ステータス |
完了 (2004年度)
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配分額 *注記 |
20,300千円 (直接経費: 20,300千円)
2004年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
2003年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2002年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2001年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
2000年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
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キーワード | トレーサー内蔵極低温ペレット / TECPEL / 局所粒子輸送計測 / LHD / 水素固体 / トレーサー内蔵ペレット / 極低温ペレット / 粒子輸送計測 / 水素個体 / トレーサー内臓ペレット / 計測用極低温ペレット / 水素ペレット / トレーサー粒子 / LHDプラズマ / 計測ペレット / 固体水素ペレット / プラズマ粒子輸送計測 |
研究概要 |
熱・粒子輸送の局所計測を行うために高性能トレーサー内蔵計測ペレット生成・射出装置の開発を行った。原理はトレーサー内蔵計測ペレットをプラズマ中に入射するとまず外層部がプラズマ中で溶発し、その後内層部がプラズマ中に局所的に供給されることを用いている。常温型では外層部を炭素と水素からなるポリスチレンとして、内層部のトレーサーにはチタンやフッ素などを用いる。これは常温なので取り扱いが容易であるが、外層部からバルクプラズマ中に炭素を持ち込んでしまうので、スペクトル計測の邪魔をする場合がある。そこで、炭素を持ち込まないように外層部が純水素(またはその同位体)である高性能トレーサー内蔵極低温ペレット(Tracer Encapsulated Cryogenic PELlet : TECPEL)生成・射出装置を開発した。He冷凍機内蔵型TECPEL生成装置の開発を行い原理検証実験に成功した。TECPELの生成過程をリアルタイムで観測するとともに、TECPELの射出後の映像をとらえて、トレーサーの存在を確認し、速さも約1km/sであることを観測できた。TECPELの生成過程はトレーサーを移送する中空細線の位置制御や温度やガスの制御など多くのステップを経るものであるが、これらを最適化し全てをコンピュータによる自動制御とした。これらを受けて、遠隔操作を含めた基礎テストにも平成16年度内に成功した。これをまとめて査読付き学術誌に論文投稿して掲載された。平成17年度にTECPELをLHDに設置する作業を実際に進めており、実機に適用できるまでに開発に成功したので本計画の目的は達成された。
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