研究課題/領域番号 |
11220203
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研究種目 |
特定領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
青木 晴善 東北大学, 極低温科学センター, 教授 (60302246)
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研究分担者 |
高木 滋 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (20154750)
高橋 隆 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00142919)
國井 暁 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10004368)
中村 慎太郎 東北大学, 極低温科学センター, 助手 (20292310)
落合 明 東北大学, 極低温科学センター, 助教授 (90183772)
木村 憲彰 東北大学, 極低温科学センター, 助手 (30292311)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
92,000千円 (直接経費: 92,000千円)
2001年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
2000年度: 41,900千円 (直接経費: 41,900千円)
1999年度: 39,700千円 (直接経費: 39,700千円)
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キーワード | 軌道縮退 / 電子構造 / 四極子 / 強磁性 / 超伝導 / 軌道秩序 / 高温強磁性 / 四重極転移 / CaB_6 / BeB_6 / RB_2C_2 / CeB_6 / Ca_<1-x>La_xB_6 / DyB_2C_2 / Ce_3Pd_<20>Ge_6 / TmTe |
研究概要 |
本研究班では軌道自由度が重要な働きを示すと思われる物質について、純良試料の育成を行ない、電子構造を解明するとともに、試料を他の班にも供給し、多角的な測定を推進した。 1.高温超伝導体MgB_2および関連物質AlB_2の電子構造を光電子分光およびX線吸収発光分析により、電子状態を明らかにした。 2.高温弱強磁性を示す物質CaB_6について、磁化測定、ESR、光電子分光、SdH効果など多様な手段により、その特異な磁性状態と電子構造を明らかにした。それまで、欧米で報告されてきた実験事実はかなり誤りがあり、発現機構については再検討する必要があることを明らかにした。また、詳細な組成分析を行ったが、観測された磁性が鉄不純物によるものかどうかは明らかにすることができなかった。 3.軌道縮退系CeB_6、PrPb_3、Ce_3Pd_<20>Ge_6などについて、静水圧および軸性圧力の印加による磁気相図の特異な変化や電子構造の変化を明らかにした。 4.Yb_4As_3など電荷秩序を示す物質及びその混晶系について、SdH効果やNMRを用いて伝導電子状態および磁気的な相互作用を明かにした。 5.局在的なf電子を有するU化合物、UPd_3、U_3Pd_<20>Si_6などの特異な磁性および電子構造を明らかにした。 6.その他RB_2C_2,RB_6,TmTe,希土類カルコゲナイド、希土類プニクタイト、ウラン化合物などについての研究を推進した。
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