研究課題/領域番号 |
11226101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
森田 精三 (森田 清三) 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50091757)
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研究分担者 |
山田 啓文 京都大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (40283626)
猪飼 篤 東京工業大学, 大学院・生命理工学研究科, 教授 (50011713)
塚田 捷 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (90011650)
岩澤 康裕 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (40018015)
吉森 昭夫 岡山理科大学, 総合情報学部, 教授 (50013470)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
29,500千円 (直接経費: 29,500千円)
2002年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2001年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
2000年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1999年度: 6,600千円 (直接経費: 6,600千円)
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キーワード | 原子間力顕微鏡 / 原子間力・分子間力 / ナノカ学 / 原子・分子 / フォースプローブ法 / 原子分解能 / 力学的分光 / 力学的制御 / ナノ力学 |
研究概要 |
研究目標は、中間ヒアリング時に追加した極低温や磁性材料の原子間力分光と制御など多くの新テーマも含めて、ほぼ完全に達成した。本特定研究の実施により、「原子分子のナノカ学」と言う新しい学問・研究・技術分野が創設された。さらに、発足時には予定していなかった数多くの研究成果が得られた。理論班と実験班の協力が理想的な共同研究に発展して、多くの成果が得られた。 日本学術振興会ナノプローブテクノロジー第167委員会が行った原子間力顕微鏡(AFM)に関する未来予測で予測された「元素の力学的非破壊同定」や「原子の力学的操作」の達成時期が、本特定研究の実施により、それぞれ、1〜6年と5〜11年早く実現した。 学会誌などに合計303件発表した。また、Physical ReviewやPhysical Review Letterなどのランクの高い雑誌に数多く採択された。国際会議や国内会議での数多くの招待講演を含め合計512件の口頭発表を行った。合計43件の出版に寄与した。特筆すべきなのは、『世界最初の本分野の英語専門書』である"Noncontact Atomic Force Microscopy"を、領域代表者の森田清三が筆頭エディターとなって、世界の主要グループを取りまとめる形でSpringer杜から出版した事である。また、『世界最初の本分野の教科書』「原子・分子のナノ力学」を丸善から出版した。合計16件のプレス発表、合計7件の受賞、合計12件の特許申請を達成した。 2001年に第4回非接触原子間力顕微鏡法国際会議を京都で開催した。この会議は、日本が提唱して1998年に第1回会議を大阪で開催した。その後、スイス、ドイツ、日本、カナダと毎年開催されているが、海外開催も含めて日本の発表件数が世界第1位を保持している。これも、本特定研究実施の成果の一つである。
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