研究課題/領域番号 |
11230101
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
大田 友一 筑波大学, 機能工学系, 教授 (50115804)
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研究分担者 |
美濃 導彦 京都大学, 学術情報メディアセンター, 教授 (70166099)
池田 克夫 大阪工業大学, 情報科学部, 教授 (30026009)
末永 康仁 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60293643)
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
川嶋 稔夫 はこだて未来大学, 情報アーキテクチャ学科, 教授 (20152952)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2002
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研究課題ステータス |
完了 (2002年度)
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配分額 *注記 |
25,200千円 (直接経費: 25,200千円)
2002年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
2001年度: 5,200千円 (直接経費: 5,200千円)
2000年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1999年度: 14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
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キーワード | パターン認識 / パターン理解 / 情報メディア / 視覚メディア / 知能情報メディア / 情報選択機構 / 情報要約機構 / 視覚増強機構 |
研究概要 |
個人の必要に応じて適切な情報を伝えてくれる気の利いた視覚情報メディアを実現するために、意味内容に立ち入った判断を機械に行わせる技術としてのパターン認識・理解を、人間中心の新しい観点から研究し、メディア時代の基盤技術として確立することを目的とした。 ロボットを作成するためのパターン認識・理解では、認識された結果を最終的に「消費」するのは機械であるのに対し、メディア時代の基盤技術として用いられるべきパターン認識・理解では、「認職結果の最終消費者は人間」である。これを前提条件として方法論を展開することがキーアイディアであり、現実的で有効な具体的課題に密着して研究を進めることを基本方針として、その中で必要となるパターン認識・理解の機能と実現法について研究を進めた。 認職・理解結果の最終消費者は人間であること、人間とのリアルタイム・インタラクションが可能であること、長時間・多視点・広視野の画像データを扱うこと、の3つを、領域全体の共通の切り口として研究を推進することにより、人間の行動や動作、人間が出すあいまいな要求、モデル化が困難な現実世界、を適切に扱うことができるパターン認識・理解技術を実現した。 具体的には、講義やプレゼンテーションの自動撮影技術の開発と遠隔講義システムの構築、複数枚の顔写真から顔映像をリアルタイム生成する技術の開発と複合コミュニティ空間の構築、映像内容による自動インデックス付け技術の開発と記憶想起支援システムの構築、全方位映像獲得技術の開発とビデオサーベイランスシステムの構築など、いずれもパターン認識・理解技術を中核とする視覚情報メディアを実現し、メディア時代における基盤技術としての有効性を実証した。
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