研究課題/領域番号 |
11237204
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
辻本 賀英 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (70132735)
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研究分担者 |
清水 重臣 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70271020)
恵口 豊 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (20243206)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
60,900千円 (直接経費: 60,900千円)
2003年度: 12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2002年度: 12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
2001年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
2000年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1999年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
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キーワード | アポトーシス / 核 / ミトコンドリア / プログラム細胞死 / カスペース / シトクロムc / DNA傷害 / Acinus / Bcl-2 |
研究概要 |
アポトーシス時には、細胞内コンパートメントを越えてシグナル伝達が行なわれるが、我々は、特にミトコンドリア、細胞質、核の間でのシグナル伝達機構の解明に取り組んできた。種々のアポトーシスシグナルは最終的にミトコンドリアに集約され、カスペース活性化因子シトクロムcなどの細胞質への漏出を惹起し、カスペースを活性化させる。カスペースは種々や細胞質内たんぱくを切断し、アポトーシスに特徴的な構造変化を誘導する。 本年度の成果は以下の通りである。 DNA傷害(特にDNA2重鎖切断)により誘導されるアポトーシスにおいて核からどのようにして、アポトーシス信号がミトコンドリアに伝達されるかを解明するために、単離ミトコンドリアを用いたアッセイ系を利用し、DNA2重鎖切断により惹起されるシトクロムc漏出誘導因子の精製を通し、リンカーヒストンの一つH1.2を同定した。H1.2遺伝子発現のサイレンシングやH1.2ノックアウトマウスを用い、DNA2重鎖切断により誘導されるアポトーシスにおけるH1.2の重要な役割の確証を得た。DNA2重鎖切断によりH1.2が核より細胞質に遊離することとその遊離にp53が必須であることも示した。
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