研究課題/領域番号 |
11239203
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
菊池 韶彦 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40283428)
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研究分担者 |
紅 朋浩 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (00222513)
鈴木 元 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 講師 (80236017)
中川 善之 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (10155690)
菊池 淑子 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (00138124)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2003
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研究課題ステータス |
完了 (2003年度)
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配分額 *注記 |
53,700千円 (直接経費: 53,700千円)
2003年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
2002年度: 10,000千円 (直接経費: 10,000千円)
2001年度: 12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
2000年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
1999年度: 10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
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キーワード | トポイソメラーゼ / クロマチンリモデリング / ヌクレオソーム構築 / RSC5 8 / Swi6 / RSC4 / 蛋白フォスファテース / Mapカイネース / SIR複合体 / CDC13 / テロメア / カンジダ酵母 / アスペルギルス / 核小体 / ヘテロクロマチン / DNAポアイソメレース / 核内局在 / HTR1 / NBP2 / マイクロアレイ / 酵母 / DNAトポアイソメレース / SGS1 / 紡錘糸極体 / NBP1 / 細胞内局在 |
研究概要 |
1。トポIIαおよびβをそれぞれ特異的なsiRNAによりノックダウンして、染色体の凝縮に対する影響を調べた。αの不在時には、βがある程度補完するが、両方ともなくなると、分裂後期において染色体の分離が押さえられることを示した。しかしながら、分裂期染色体の主要なスカッフォルド蛋白とされているトポIIαがほぼ完全に染色体から消失したにもかかわらず、染色体の凝集はほぼ完了していることがわかった。さらに、抗がん剤VP16、ICR193の作用を調べ、トポIIαがノックダウンされた場合には、低濃度の薬剤でも十分な効果が得られる可能性を示した。 2。Nap1に結合する蛋白Nbp2の機能を遺伝学的な解析により調べた。Nbp2欠質変異が温度感受性を示すことを手がかりとし、マルチコピーサプレッサー、およびデイリーションサプレッサーを得、その結果からNbp2はMapカイネースを通じて細胞壁の統合と、蛋白フォスファテースを介してミトコンドリアの分配という2つのプロセスに関わっていることを示した。 3。クロマチンリモデリング複合体の構成成分とされるRsc58似ついて、温度感受性変異株を作成し、それをもとにマルチコピーサプレッサーの解析、ツーハイブリッド解析、免疫沈降、レーザースキャンニング傾向顕微鏡を用いた細胞周期解析を行った。その結果Rsc58はRsc4や転写因子Swi6と相互作用をしていること、それを介してクロマチンの構造と転写活性とに影響していることが明らかになった。
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