研究課題/領域番号 |
11304016
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
丹羽 公雄 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60113445)
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研究分担者 |
青木 茂樹 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (80211689)
中村 光廣 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90183889)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
31,800千円 (直接経費: 31,800千円)
2000年度: 12,000千円 (直接経費: 12,000千円)
1999年度: 19,800千円 (直接経費: 19,800千円)
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キーワード | タウニュートリノ / ニュートリノ振動 / エマルション / クォーク・レプトン / 原子核乾板 / 素粒子標準模型 |
研究概要 |
本研究の目的は加速器で作るミューニュートリノを使って、νμからντへのニュートリノ振動を探索してニュートリノが質量を持つのか否かを調べることにあった。 CHORUS実験のニュートリノ照射は1997年11月に終わり、ターゲットの原子核乾板も1998年3月には全て現像を完了し、顕微鏡の視野の中に捕らえられていたニュートリノ反応は、本研究を始めた当初に約10万例を超えていた。 本研究を始めた初年度に新たにニュートリノ反応5万例をえて、合計15万例について、ニュートリノ振動の存在の可能性を主に質量差10eV以上の領域で探索した。その結果、ν_μとν_τとの混合角の上限値sin^2(θμτ)=0.0004を」得た。 1999年の3月には超高速飛跡読み取り装置(S-UTS)を完成させたことにより、ニュートリノ反応から放出されている飛跡を、タウ粒子だけでなく、中性チャーム粒子(D0)も検出できるようにできた。本年度の8月の国際会議にはD^0粒子1000例をベースにしたチャーム粒子のニュートリノによる生成率について発表する。 また米国FNALで進めていたDONUT実験の原子核乾板の解析にS-UTSを使って、2000年8月にはタウニュートリノ5例の検出にも成功した。
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