研究課題/領域番号 |
11306018
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物環境
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
前川 孝昭 筑波大学, 農林工学系, 教授 (40015665)
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研究分担者 |
石川 豊 筑波大学, 農林工学系, 助教授 (30312812)
佐竹 隆顕 筑波大学, 農林工学系, 教授 (00170712)
院多本 華夫 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20302375)
張 振亜 筑波大学, 農林工学系, 講師 (20272156)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
26,080千円 (直接経費: 23,500千円、間接経費: 2,580千円)
2001年度: 11,180千円 (直接経費: 8,600千円、間接経費: 2,580千円)
2000年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
1999年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | 生分解性プラスチック / でんぷん / 蛋白質 / ゼイン / 緑豆 / 未利用資源 / ゼエイン |
研究概要 |
緑豆大豆タンパク質を原料とした生分解性フィルムの特性を検討した。抽出した緑豆タンパクのタンパク質含有量は81.93%であった。緑豆および大豆タンパク質5%にグリセロールを添加し、テフロンプレート上に塗布し、乾燥することによりフィルムを作成した。グリセロール添加の増大により両製品とも引張強度は低下したが、伸び率および水蒸気の透過性は増大した。緑豆タンパク質は生分解性フィルムの原料として使用できることがわかった。 バガス繊維を補強剤として使用した澱粉質生分解性プラスチックを試作した。アセチル化澱粉とポリカプロラクトン(PCL)の混合物をマトリックスとしてアルカリ処理バガス繊維を添加後、押出成形した。バガス添加量、繊維の平均長及びその分布が引っ張り強度と水分吸収率へ及ぼす影響を検討した。アルカリ処理バガスを0,12.0,15.0%添加した場合、引っ張り強度は添加量に比例して増加したが、21.5%添加した場合、無添加のものと同程度まで低下した。これは、KellyとTysonの理論から、エクストルーダーのせん断力により平均繊維長が臨界繊維長の1/2以下になったためだと考えられる。吸収率は処理バガス含有の増加に伴い減少した。これはバガス繊維がアセチル化濃粉より高い疎水性を示すためだと考えられる。この試作品から植木鉢や育苗ポットなどが作製可能であることが示唆された。
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