研究課題/領域番号 |
11307006
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
衛生学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
荻野 景規 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (70204104)
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研究分担者 |
中島 円 金沢大学, 医学系研究科, 助手 (10324071)
長瀬 博文 金沢大学, 医学系研究科, 講師 (00251918)
中村 裕之 金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (30231476)
藤倉 義久 大分医科大学, 医学科, 教授 (10165368)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
37,190千円 (直接経費: 34,400千円、間接経費: 2,790千円)
2001年度: 12,090千円 (直接経費: 9,300千円、間接経費: 2,790千円)
2000年度: 14,900千円 (直接経費: 14,900千円)
1999年度: 10,200千円 (直接経費: 10,200千円)
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キーワード | 好酸球ペルオキシダーゼ / ペルオキシダーゼ / ニトロチロシン / 免疫組織 / NC / Ngaマウス / Eol-1 / 活性窒素種 / ヘム / アトピー性皮膚炎 / 一酸化窒素(NO) / Ige / 好酸球 / シグナル伝達機構 / 組織固定法 / 二酸化窒素 / ニドロチロシン / パーオキシダーゼ / 小腸 |
研究概要 |
好酸球ペルオキシダーゼによる活性窒素種産生に伴うアミノ酸及び蛋白質アミノ酸のチロシンニトロ化の基礎的検討と病態生理学的意義を、好酸球を中心にヒト好酸球由来白血病細胞株やアトピー性皮膚炎発症NC/Ngaマウスを用いて検討した。免疫組織学的方法論に関して、固定法により好酸球が抗ニトロチロシン抗体陽性になることがわかり、好酸球の浸潤の見られる組織の固定法には十分注意する必要があることが判明した。この基礎的検討より、アトピー性皮膚炎発症NC/Ngaマウスにおける、アトピー性皮膚炎発症時に、皮膚組織に浸潤する好酸球にニトロチロシン陽性細胞が多くなることや、好酸球は、多の細胞から産生された活性窒素種により容易にニトロ化されやすいことも判明した。好酸球は種々の活性窒素種を消去する防御的役割を有している可能性が考えられた。また、ヒト好酸球由来白血病細胞株(Eol-1)を用いて、ブチル酸分化誘導後、H202とNO2-添加によるニトロチロシン生成能を検討した結果、誘導されたのは好酸球ペルオキシダーゼでなくミエロペルオキシダーゼであることを確認した。さらに、ラット臓器においてチロシンニトロ化能を有するペルオキシダーゼ酵素の分布を検討した結果、消化管に存在する好酸球ペルオキシダーゼ由来のものと肺、脾臓、心臓に由来する未知のペルオキシダーゼに分かれた。そのうち心臓では、ヘモグロビンとミオグロビン以外にも心筋細胞にチロシンニトロ化能を有するペルオキシダーゼ様未知の酵素又はヘム蛋白が存在することが分かった。
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