研究課題/領域番号 |
11307040
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能系基礎歯科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
柳下 正樹 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70132793)
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研究分担者 |
横山 三紀 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (70191533)
PODYMA Katarzyna Anna 東京医科歯科大学, 歯学部, 教務職員 (90302877)
篠村 多摩之 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (70206118)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
35,390千円 (直接経費: 33,500千円、間接経費: 1,890千円)
2001年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2000年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
1999年度: 20,900千円 (直接経費: 20,900千円)
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キーワード | 細胞外マトリックス / プロテオグライカン / ヘパラン硫酸 / 分解酵素 / ヘパラネース |
研究概要 |
細胞外マトリックスは結合組織・支持組織の主要成分としての働きの他に、細胞を取り巻く環境として細胞の形態、発生、分化を初めとした様々な細胞代謝の調節因子でもある。本研究では、コラーゲンと共に細胞外マトリックス中で主要な構成成分であるプロテオグライカンに注目しその分解過程制御に関する研究を行った。ヘパラン硫酸の分解酵素であるヘパラネースの精製、酵素学的性質の解析、分子クローニングに主力を注いだ。また、これらの研究結果をもとに、がん細胞の浸潤転移モデルを用い、細胞外マトリックス分解過程におけるヘパラネースの役割を分析した。本研究によって得られた結果を要約すると以下のとおりである。 1.ラット副甲状腺細胞株を用いてヘパラネースを大量調製し、その酵素学的性質を詳細に解析した。 2.ヘパラネース遺伝子の分子クローニングを行い、各種臓器、組織での発現を解析した。 3.ヘパラネースに対するモノクロナル抗体、ポリクロナル抗体の調製を行い、その抗原構造の決定、組織内での酵素発現を解析中である。 4.ヘパラネースとGFPタンパクの融合タンパクを用いて、ヘパラネースの細胞内動態を解析中である。 5.口腔扁平上皮がん細胞株の舌移植モデル、各種肺がん細胞株、食道扁平上皮がん組織を用い、がん巣形成過程、がんの周囲組織への浸潤、がん細胞の転移機構とヘパラネース発現の間の相関性を解析し、それらのメカニズムについて解析を行った。
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