研究課題/領域番号 |
11308002
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
自然地理学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
奥村 晃史 広島大学, 大学院・文学研究科, 助教授 (10291478)
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研究分担者 |
茅根 創 東京大学, 大学院・理学系研究科, 助教授 (60192548)
中村 俊夫 名古屋大学, 年代測定総合研究センター, 教授 (10135387)
海津 正倫 名古屋大学, 大学院・環境学研究科, 教授 (50127883)
鈴木 毅彦 東京都立大学, 大学院・理学研究科, 助手 (60240941)
長岡 信治 長崎大学, 教育学部, 助教授 (80244028)
奥野 充 福岡大学, 理学部, 助手 (50309887)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
39,710千円 (直接経費: 37,400千円、間接経費: 2,310千円)
2001年度: 10,010千円 (直接経費: 7,700千円、間接経費: 2,310千円)
2000年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
1999年度: 22,200千円 (直接経費: 22,200千円)
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キーワード | 放射性炭素同位体年代測定 / 高精度年代測定 / 後氷期 / 火山噴火 / テフラ / 沖積層 / 古地震 / 補正年代 |
研究概要 |
1999年度に超低バックグラウンド液体シンチレーションカウンターおよび液体ベンゼン合成ラインを導入した.ベンゼンの合成法の技術的検討,蓚酸標準体からのスタンダード試料の合成,およびスタンダード試料の検定を行って,最終年度に高精度年代測定システムの立ち上げに成功した.2000年度には,加速器質量分析計を用いたAMS法放射性炭素同位体年代測定試料であるグラファイトを合成するためのラインを導入して立ち上げのための設定と調整を行った.後氷期の重要示標テフラのうち,伊豆・カワゴ平テフラ,十和田-aテフラ,白頭山-苫小牧火山灰の高精度年代を明らかにするための試料採取と分析を行った.さらに阿蘇火山でオールコアボーリングを実施して,中部九州の詳細なテフラ層序と年代の解明を試みた.沖積層に関しては,タイ・ベトナムの堆積物の年代および堆積環境を把握するための掘削調査を行い年代測定および微化石分析のための試料を採取した.特に,過去の海水準を示すと考えられるマングローブ泥炭層および過去の干潟堆積物より年代測定試料を採取し放射性炭素による予察的な年代測定を行った.後氷期の地震発生時期を正確に決定するために既存の年代試料を分析した研究成果を公表した.また,活動度の高い断層の発掘調査を行って,地震発生時期を高精度に決定するための年代測定を実施した.
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