研究課題/領域番号 |
11308007
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 中京大学 |
研究代表者 |
神田 和幸 中京大学, 教養部, 教授 (70132123)
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研究分担者 |
長嶋 祐二 工学院大学, 工学部, 助教授 (50138137)
市川 熹 (市川 喜一) 千葉大学, 自然科学研究科, 教授 (80241933)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
28,100千円 (直接経費: 28,100千円)
2000年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
1999年度: 19,600千円 (直接経費: 19,600千円)
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キーワード | 手話 / 電子化辞書 / データベース / 例文集 / 記述法 |
研究概要 |
本年度は2年継続研究の最終年度に当たるので、資料収集と分析整理に集中し成果をまとめ国内外で中間発表をした。 1.手話文例収集:昨年度に引き続きろう者2名、コーダ1名をモデルとして手話資料を追加録画した。 2.録画資料記述と記述ツール開発:手入力による時間を節約し入力時のエラーをなくすため、録画資料を記述するためのツールを独自開発した。これは他の分野への応用性があるため特許申請した。同ツールを利用して収集した資料を記述するため、合計5回の合宿作業を実施した。手話者の直観を正しく記述し、また客観資料としての価値をもたせるため、研究者全員参加による討議をしながら進めた。また先験的に定めた記述法を実証的に改良した。 3.資料分析と辞書化:記述した資料を元に先に発表した語彙記述法sIGNDEX V.1の後継として文記述法sIGNDEX V.2を考案し、国際手話理論学会(オランダ7月)及びヒューマンインタフェース学会(筑波9月)で成果の中間発表をした。本研究グループ主催による手話情報学研究会(年4回)において分担研究の進捗状況を確認しつつ記述内容を検討した。 4.手話電子化辞書拡充:語彙のみであった手話電子化辞書に例文を搭載し、手話の文法標識であるNMS(非手指信号)の記述を可能にしたことで、機械による手話認識、手話機械翻訳の基礎となる手話データベースを提供できた。
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