研究課題/領域番号 |
11355005
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
応用光学・量子光工学
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研究機関 | 奈良工業高等専門学校 (2000) 大阪大学 (1999) |
研究代表者 |
一岡 芳樹 奈良工業高等専門学校, 校長 (30029003)
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研究分担者 |
小西 毅 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90283720)
谷田 純 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00183070)
押田 至啓 奈良工業高等専門学校, 電子制御工学科, 教授 (70149954)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
17,600千円 (直接経費: 17,600千円)
2000年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1999年度: 10,400千円 (直接経費: 10,400千円)
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キーワード | 時空間光情報処理 / 光情報処理 / 光コンピューティング / 極短光パルスレーザ / 超高速光計測 / 時間-周波数変換 / 非線形光学 / 光学素子 / 超短光パルス / 時空間変換 / 光計測 / スペクトログラム / 信号処理 / 位相 / フェムト秒レーザ / 光通信 / 超高速処理 / 超並列処理 / 情報形態変換 |
研究概要 |
本研究の目的は、画像情報で直接フェムト秒光パルスをアナログ変調し、帯域圧縮せずに既存の光伝送ファイバーで画像情報を伝送することのできる新しい光情報通信システムとして,フェムト秒パルス超高速光情報処理システムの開発を行うことである。この目的に対し、まず、われわれが考案した光シリアル情報処理と光並列情報処理との間の情報の次元変換を実現する新しいインターフェースである時空間光情報変換技術の実験システムを用いた2次元画像の空間伝送実験を行った。試作システムは、光アドレス型の液晶空間光変調素子を用いた時空間変換システムと空間領域のフィルタリングシステムによる時間-周波数変換システムとから構成した。空間領域で文字画像を空間周波数多重化を行い2次元画像を1次元画像に次元圧縮した。次元圧縮された1次元画像をパルス整形システムに導入することにより、対応する変調フェムト秒パルスに変換し、空間伝送を行った。空間伝送された変調フェムト秒パルスを再度次元展開することにより、文字画像を超高速に変換・出力することに成功した。 本研究で得られた研究成果は、光の持つ時間と空間の多次元性を活かしたフェムト秒パルス超高速光情報処理システムの開発に対してきわめて有益な知見を得ることができた。
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