研究課題/領域番号 |
11355033
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
工業分析化学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
柘植 新 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (60023157)
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研究分担者 |
渡辺 忠一 フロンティア, ラボ(株), 主任研究員
北川 邦行 名古屋大学, 高温エネルギー変換研究センター, 助教授 (00093021)
大谷 肇 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (50176921)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
26,100千円 (直接経費: 25,500千円、間接経費: 600千円)
2001年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 20,300千円 (直接経費: 20,300千円)
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キーワード | 昇温熱分解 / ナイロンクレイハイブリッド / 複合材料 / 酵素分解 / 昇温熱分解-質量分析法 / 有機無機ハイブリッド / 生分解性ポリマー / ポリ(ε-カプロラクトン) / 反応熱分解ガスクロマトグラフィー / クレイ / ダイナミック昇温熱分解 / 熱分解GC / 複合スペクトル検出 / フーリエ変換赤外検出装置 / エンジニアリングプラスチック / 異性体 / ワックス / 化学組成 |
研究概要 |
まず従来の熱分解ガスクロマトグララィー(Py-GC)の測定システムに、プログラム昇温の可能な熱分解装置、および液体窒素冷却捕集型の超高感度フーリエ変換赤外分光検出装置(FT-IR)を新たに導入して、著しく高性能化した熱分解分析システムを構築し、種々のエンジニアリングプラスチックなどを試料に用いてその基本特性を検討した。その結果、新しく構築した測定システムは、従来のGC/MSを主たる手法とした、パイログラム上のピークの同定では一義的な構造決定が困難であった、熱分解生成物中の異性体成分の同定に画期的な威力を発揮することが実験的に確かめられた。さらに、試料の加熱を徐々に行うプログラム昇温機能を活かして、シロキサン系難燃剤などを用いた難燃化ポリマー材料の熱分解過程を詳細に解析し、それらの難燃化の発現機構を解明することができた。 さらに、この高性能化した熱分解分析システムを発展的に応用して、従来の分光学的な分析手法では詳細な解析が困難であった、最先端の研究領域で活用されている各種の高分子材料のキャラクタリゼーションを以下の諸項目について行った。 1)ナイロンクレイハイブリッド(NCH)の諸物性に密接に関係するポリマー/クレイ間の分子レベルでの相互作用の評価 2)ポリ(ε-カプロラクトン)の生分解挙動の解析 3)キチンを基質高分子とするポリマーブレンドの相溶性の評価
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