研究課題/領域番号 |
11355040
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研究種目 |
基盤研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
榎本 兵治 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80005412)
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研究分担者 |
守谷 武彦 東北電力株式会社, 研究開発センター, 研究員
木下 睦 東北大学, 大学院・工学研究科, 助手 (70261592)
金 放鳴 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (90323039)
洪 承燮 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00250720)
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研究期間 (年度) |
1999 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
26,860千円 (直接経費: 26,200千円、間接経費: 660千円)
2001年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2000年度: 7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
1999年度: 17,000千円 (直接経費: 17,000千円)
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キーワード | 水熱反応 / オイルサンド / 超臨界水 / 超重質油 / 低粘度化 / オンサイト改質 / ビチュメン / 重質油 / 軽質化 / 改質 |
研究概要 |
SAGD法により230℃程度の熱水と混合した状態で地下から回収されるビチュメンをそのままの混合状態で反応器に送入し、超臨界水(430℃)中での反応により数万cPのビチュメンを数10cPまでオンサイトで低粘度化(軽質油化)する方法の開発を目的とし、本研究では、この超重質油の改質法について、低粘度化のみならず高品質油化を目標として反応条件を検討するとともに、その結果を基に現有の実験室規模の流通式反応装置を用いて本プロセスの有用性を検証し、実証プラントの設計に必要な基礎的資料を得ることを目的とし、既設装置による検討ならびに装置の改造(反応管長尺化)を行った。連続式反応装置並びに分離装置としてく管内流動挙動を調査し、縦型装置の場合に必要な重質分の分離排出機構を設置して連続プロセスとして運転可能なシステムを構築した。更にこの実験系により高品質改質油製造およびプロセス最適化を目的として反応条件の検討を行った (1)縦型反応管の長尺化により反応管内での移動時間の確保が可能となったため軽質化に与える反応時間の影響を把握することができた。 (2)小型バッチ式反応容器を用いた研究より得られた結果より、連続系の実験条件(設定温度:435℃,反応管出側圧力:30MPaを決定して実験を行った結果、パイプライン輸送可能なレベルの油を得ることができた。 (3)反応後の流体を生成油と熱水に分離する装置を反応管の後段に設けるシステムを検討し,亜臨界水熱条件下での縦型円筒管中における油と水の流動挙動に関する検討を行った。
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