研究分担者 |
西田 豊明 東京大学, 工学系研究科, 教授 (70135531)
中西 英之 京都大学, 情報学研究科, 助手 (70335206)
八槇 博史 京都大学, 情報学研究科, 講師 (10322166)
藤山 英樹 獨協大学, 経済学部, 講師 (80327014)
西村 俊和 立命館大学, 理工学部, 助教授 (00273483)
新保 仁 茨城大学, 工学部, 助手 (90311589)
石黒 浩 京都大学, 大学院・情報学研究科, 助教授 (10232282)
武田 英明 奈良先端科学技術大学院大学, 情報学研究科, 助教授 (80252831)
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配分額 *注記 |
36,090千円 (直接経費: 34,200千円、間接経費: 1,890千円)
2001年度: 8,190千円 (直接経費: 6,300千円、間接経費: 1,890千円)
2000年度: 12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
1999年度: 15,700千円 (直接経費: 15,700千円)
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研究概要 |
(1)コミュニティ知識共有支援システム ・個人知識端末: 連想表現を用いた情報ベースCoMeMoを発展させて,ペン入力機能をもつ個人知識端末CoMeMo-Palmを市販の携帯型PC(WorkPad)上に実装した.CoMeMo-Palmでは,連想表現のグラフィックな表示と操作を手もとの端末上で行い,種々の通信手段を通して,パーソナルサーバー上の個人記憶ベースとデータの交換ができる.また,ユーザの興味や背景知識に基づいて状況依存の情報を提供する着用コンピューティングシステムの基本的な設計を行った. ・コミュニティ知識ベース: 分身エージェントという考え方に基づいて,個人が開示した記憶を統合して,メンバー間の知識の相互関係を動的に表示するシステムCoMeMo-Communityを実現した.個人知識端末からの情報統合を可能にするために,個人知識ベース間でデータを交換するための共通フォーマットを設計し,実装した.以上に基づき,CoMeMo-Communityを用いた評価実験を行い,ユーザの自己開示の内容とプロセスに関する知見を得た. (2)コミュニティ情報流通プロトコル ・グローバルネットワーク上のコミュニティの分析: グローバルネットワークにおける代表的な情報流通手段であるWeb,メーリングリスト,デスクトップ会合システムについて,その上のコミュニティ内での社会的インタラクションの分析を行った. ・情報財と情報市場戦略に関する検討: 個々のコミュニティにとって有益な情報の生成をいかに動機付け,全体としての価値を高めていくかを探るため,流通財としての情報の特質と,情報生産者の市場戦略に関する調査および検討を行った. ・情報流通基盤システムの開発: 上述のような分析・検討に基づき,社会的インタラクションを支援する社会的エージェント,学会における学術情報流通を支援するマルチエージェントシステム等の開発を行った.
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